午年に進雄神社の神馬を訪ねて|動き出したい年に、立ち寄りたい場所【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

神馬像

更新日: 2026年01月09日

勢い・情熱・行動力・前向きさを象徴するとされる干支の午(うま)。群馬県高崎市の進雄(すさのお)神社には「足腰丈夫は薬いらず」という言い伝えがある神馬像が鎮座しています。新しい一年を活動的に過ごすために、進雄神社へ足を運んでみませんか。

午年に「動く力」を授かる。進雄神社に息づく健康を願う神馬像

進雄神社

<進雄神社でお参り。上州神社巡拝「神玉」御朱印のイラスト看板が目を引く>

 

進雄神社は高崎市の住宅街にありながら、境内には木々が広がり、静かな佇まいを見せる神社です。青銅製の神馬像が祀られているのは、鳥居をくぐった参道の左手側。この神馬像には「足腰丈夫は薬いらず」という言い伝えがあり、健脚や健康を願う人々に親しまれてきました。足や膝など自分の気になる箇所と神馬像の同じ場所を撫でると、ご利益があるとされています。

 

<宮司ご協力のもと撮影させていただきました>

 

宮司によると、病気平癒のお参りとあわせて神馬を撫でた参拝者の母親が回復し、感謝の気持ちを神前に納められたこともあったそうです。今では東京からもバスで訪れる参拝者がいるなど、幅広い方々の信仰を集めています。

神馬はなぜここに?1150年以上続く進雄神社の歴史と馬への思い

厄除けや病気平癒のお守り

<厄除けや病気平癒のお守りが取り揃う>

 

進雄神社の創建は貞観11年(869年)。疫病が蔓延していた平安時代、清和天皇の勅命により、愛知県の津島神社から速須佐之男命(すさのおのみこと)を勧請して創建されました。以来1150年以上、疫病退散・健康祈願の神社として地域に根付いています。

 

神馬は、平成14年(2002年)の午年に富山県高岡市で製作され、神社創祀1130年と宮司奉職50年を記念して奉納されたものです。伊勢神宮など大きな神社では生きた馬が「神様が乗る馬」として飼われていますが、進雄神社で生きた馬を飼うことは難しいものでした。

 

<午年に奉納された神馬像>

 

それでも先代宮司は「神前に神馬を迎えたい」という思いを長年抱いてきました。その願いが形となり、今の神馬像が境内に迎えられたのです。

誰もが気持ちよく。参拝者に寄り添う進雄神社の境内づくり

花手水

<美しい花手水で手を清めて>

 

「まず神様にお参りいただいて、そのうえで狛犬やお馬さんなど、神様にご縁のある存在や神域の雰囲気を感じていただければ。参拝された皆様に、気持ちよくお過ごしいただければと思っております」

 

宮司の言葉からは、神様への敬意と参拝者への思いが伝わってきます。神馬に触れる際にも特別な作法はなく、自然な形でお参りできます。

 

<本殿前のスロープ。社務所に行きたいときも段差なく行ける>

 

そうした考えのもと、進雄神社は境内の整備にも力を入れてきました。段差を少なくし、年配の方や子ども、病気平癒の祈祷に訪れる方でも歩きやすい造りにしています。平成3年(1991年)には総檜造りの御社殿が新築され、平成28年(2016年)にはスロープやバリアフリートイレ、ベビールームも設置されました。

干支にちなんだ進雄神社ならではのお参りと特別な御朱印

天神塚の入り口

<天神塚の入り口>

 

進雄神社には、干支にちなんだ参拝の楽しみ方があります。本殿での参拝後は、境内東側にある「天神塚」に足を運んでみましょう。天神塚には、十二支に対応した12の石宮が並びます。自分の干支にお参りした後、その年の干支の石宮にも参拝する「ダブル参拝」がおすすめです。

 

参拝後は神馬にも立ち寄り、自分の気になる部分(足首、膝、腰など)と同じ場所を優しく撫でながら、健康を願います。堅苦しい作法は必要ありません。

 

2026年の御朱印>

 

また進雄神社では、群馬県の「神玉巡り」や高崎市内10社を巡る「高崎午年御朱印巡り」(20266月末まで)も実施されています。10社すべてを参拝すると「達成証」がもらえるので、午年の記念として巡ってみるのもいいでしょう。

白孔雀と孔雀に出会う。進雄神社に息づくもう一つの象徴

白孔雀

<白孔雀に会いに行きたい>

 

進雄神社の境内で、もう一つ印象的なのが神社の奥にいる孔雀と白孔雀です。白孔雀は神玉のデザインにも用いられ、進雄神社の象徴の一つとなっています。孔雀たちがいるのは、境内左の社務所からロビーを抜けた先です。運が良ければ、羽を広げた優美な姿を見られるかもしれません。

 

<社務所の前に飾ってある大きな神玉。白孔雀が描かれている>

 

神社への参拝だけでなく、孔雀に会えることも、友人同士や子どもたちにも親しまれている理由の一つです。孔雀に出会えた参拝者の笑顔や明るい声が、境内で特に印象的でした。神馬の力強さとは対照的に、癒しを感じさせてくれる白孔雀。無料で見学できるので、参拝の折に気軽に会いに行けます。

 

進雄神社で神馬に触れ、自分の体と向き合う時間は、新しい一年を力強く過ごすためのきっかけになるはずです。

 

健康や行動力を願う人はもちろん、少し立ち止まりたい人にも寄り添ってくれる身近な神社。健やかな身体と前向きな心を願いに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

インフォメーション

進雄神社

 

住所:群馬県高崎市柴崎町801

電話:027-352-1839

対応時間:9:00〜17:00

定休日:なし

 

HP:https://susanoo.ne.jp/

Instagram@susanoo_jinja

 

杜澤こさゆ様

杜澤こさゆ

群馬県に住んで19年。うどんやお蕎麦などおいしい地元の食材を食べ、温泉に入ってゆったりするのが最高の瞬間です。趣味はハイキングや登山。山頂からの景色に癒されています。