館林市の小学校給食の人気ナンバーワン!「若鶏のマリネ」を食べる 【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

小学生に大人気の「若鶏のマリネ」は「館林がちゃ」にも登場
<「館林がちゃ」が設置されている館林駅>
「若鶏のマリネ」は、揚げた若鶏もも肉とたまねぎやにんじんなどの野菜に甘酸っぱいマリネソースを絡めた料理です。
僕の生まれの館林市では、小学校の給食で昔から出されており、生徒から絶大な人気を集めていました。僕が小学生だった当時、月に一度だけ、生徒から好きな給食のアンケートを取り、その結果に基づいた給食を出してくれていました。その献立は、わかめご飯、ABCスープ、青りんごゼリー、味噌ピーナッツ……等々、毎回さまざまでしたが、その中に若鶏のマリネだけはいつも必ず入っていました。
<館林駅に設置された館林がちゃ>
若鶏のマリネは「館林がちゃ」にも登場しています。これは茂林寺のたぬき像や花ハス遊覧船など、同市にゆかりのあるものや懐かしいと思えるものをアクリルキーホルダーのカプセルトイにしたもので、1回300円です。2025年5月時点で第3弾まで出ており、若鶏のマリネは第3弾のラインナップに加えられています。
設置場所は以下の4ヶ所です。
・館林駅東西連絡通路(観光案内所横)
・つつじが岡ふれあいセンター
・アゼリアモール(1階物産展示コーナー)
・館林市役所1階市民ホール(物産展示コーナー)
<「若鶏のマリネ」のアクリルキーホルダー 画像提供:館林市つつじのまち観光課>
「若鶏のマリネ」で小学生時代の記憶が蘇る
<和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん>
そんな若鶏のマリネは館林市の小学校給食でしか食べられないものだと思っていましたが、市内で販売しているお店を見つけました。館林駅から徒歩3分の場所に位置する「和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん」です。
<「和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん」の「若鶏のマリネ」>
同店の「若鶏のマリネ」は500円(税込)です。以前、本店にあたる「御食事処 朱鷺」でも日替わりランチのひとつとして販売しており、そこでも大人気だったとか。しかし、現在はこちらの「和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん」でのみ販売しているそうです。
レシピは基本的に小学校給食のものと同じです。野菜も小学校給食と同じく、たまねぎ、にんじん、ピーマンです。また、マリネソースを作るためのウスターソースには、地元の醤油メーカーである「正田醤油」のものを使用しています。
一口食べてみると、若鶏の表面はマリネソースでしっとりしており、その甘酸っぱさが中までよく染み込んでいました。うわー、この味だ……。噛み締めるほどに懐かしさが込み上げてきます。クラスメイトのひろし君と給食の早食いチャンピオンの座をかけて争っていたこと、給食の時間に流れていた、僕のお姉ちゃんは相撲で出し投げが得意という歌詞の変わった歌……など、当時の情景まで脳裏にありありと蘇ってきました。
「和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん」は「若鶏のマリネ」以外も美味しい
<里沼弁当>
「朱鷺ごはん」は若鶏のマリネ以外のお惣菜やお弁当も非常に種類豊富です。その中からおすすめのものをいくつか紹介します。
「里沼弁当(税込1200円)」は白米と十六穀米に焼き魚2種、ハンバーグ、卵焼き……等々、たくさんのおかずが入り、栄養バランスもしっかり考えられています。同店でも特に人気のお弁当です。
<季節弁当 若葉のたより>
季節によって内容の変わる「季節弁当」もあります。取材で訪れた2025年5月は「若葉のたより(税込1,600円)」を販売していました。海老と野菜の天ぷら、豆腐の木の芽田楽、翡翠豆腐……などが入り、見た目もとても鮮やかです。クリスマスやバレンタインなどのイベント向けのお弁当もあるそうで、来るたびに新しい味に出会えるというのも同店の楽しみのひとつです。
<赤城牛と国産豚の黒胡椒メンチ 4個入り>
「赤城牛と国産豚の黒胡椒メンチ 4個入り(税込600円)」も人気の一品です。衣はサクサクで、お肉は旨味たっぷりです。そこに黒胡椒も混ぜてパンチを効かせています。
「和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん」の「若鶏のマリネ」は、小学生時代を館林市で過ごした人にとっては懐かしさ満点の味ですが、そうでない人にもぜひ食べてもらいたい味です。館林駅から徒歩3分とアクセスも良好なので、館林市にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
※取材時点(2025年5月)の情報です。
インフォメーション
和食屋の惣菜店 朱鷺ごはん
住所:群馬県館林市栄町12-1
電話:0276-60-5929
営業時間:11:00~19:30
定休日:月曜、火曜

小林ていじ