前橋市内で福をめぐる!辰年限定の御朱印を集めて記念品と幸運をゲット!!【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

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更新日: 2024年04月23日

群馬県の魅力をぐんま観光県民ライター(ぐん記者)がお伝えします!

早いもので新しい年がスタートしてから数ヶ月が経ち、暖かい季節を迎えようとしています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。私自身は”挑戦”の年でもありますので、「龍のように上へ登り上がる年にしたい」という想いで、日々目の前のことに励んでおります。そのような中で今年の干支にあやかりたいと、前橋市内の神社をまわる「福めぐり」に参加しました!

全国でも珍しい演能を行う前橋東部の二大名古社、産泰神社(さんたいじんじゃ)と二宮赤城神社(にのみやあかぎじんじゃ)

下大屋町にある産泰神社(さんたいじんじゃ)は、境内の本殿をはじめ、7つの建物が「群馬県指定重要文化財」に指定されています。中でもかわいらしい戌(犬)の像が目に留まりましたが、これは「安産の守り神」として祀られています。御朱印にも桜が描かれていますが、これは、安産・子育ての女性神である「木花佐久夜昆売命(このはなさくやひめのみこと」の「桜のように栄える美しさ」を象徴しているためで、その名の通り「泰(やす)らかに産み、育てる」神社として、安産祈願で有名です。

安産・子育ての女性神を祀る産泰神社(さんたいじんじゃ)の御朱印

一瞬ネコかと思いきや、多産で安産な戌(犬)が守り神として祀られています

かわいらしい切り絵の御朱印もゲット!社紋(しゃもん)である「桜」が印字されているのがわかりますか?

次に二之宮町にある二宮赤城神社(にのみやあかぎじんじゃ)の境内でまず目に入ったのは、大きな舞台。ここでは、「式三番叟(しきさんばそう)」という能楽が踊られます。 また、「二宮神社太々神楽(だいだいかぐら)」として地域の有志により、地域の伝統芸能と能楽を組み合わせた演能が、同社の祭礼日に行われます。その他、「外に出すと大雨が降る」と言われている舞楽の面をはじめ、群馬県及び前橋市指定の文化財や史跡が複数奉納されています。

二宮赤城神社の御朱印に描かれているユリは、時期になると境内に咲くそうです。

同社の祭礼日には五穀豊穣(ごこくほじょう)と平和を祈願した神楽や舞楽などがこの舞台で行われ、奉納されます。

複数の群馬県、前橋市指定の文化財が奉納されている二宮赤城神社

実際にこの2社は今年5月にも「薪能(たきぎのう)まつり」が控えており、郷土芸能がそれぞれの神社で執り行われます。

 

食物農耕守護の神である「保食命(うけもちのみこと)」を祀る、飯玉神社と駒形神社

広瀬町にある飯玉神社は、その神紋(「しんもん」。神社の紋章で社紋ともいう)にも稲が描かれているように、その昔、度重なる自然災害や天候不順による凶作が続いたことから、五穀豊穣の神である「保食命」が祀られています。また、保食神は、生活に欠かせない衣食住を司る神様で家内安全や無病息災の御利益があります。 毎年11月には稲の収穫を神様へ感謝し奉告する新嘗祭(にいなめさい)が行われます。

飯玉神社の境内にはご神木として松の木が祀られています。また、推定樹齢500年の2本のクスノキも良縁成就の御神木として祀られています。

社殿の奥に鎮座する霧島稲荷社は、飯玉神社の御本殿を守る役割をしており、神の使いである白狐様(びゃっこさま)が祀られています。

駒形町にある駒形神社はその名の通り、「馬」が特徴的な神社です。これは鎌倉時代の武将である源頼朝が草津へ向かう途中、この駒形で休んだことにちなみ、頼朝の愛馬である「磨墨(するすみ)」の蹄(ひづめ)と伝えられるものが、御神体の一部として祀られています。

御朱印に菊が描かれている駒形神社。これは、氏子(「うじこ」。自分の住む土地を守る氏神を信仰する人々のこと)が七五三のお祝い時期に合わせ、育てた菊の花を同社に奉納していることから描かれています。

手水舎(てみずや)といえば、水を司る「龍神」が祀られていますが、同社では、馬の口から水が出ており、これもこの神社ならではですね。

凜々しい馬が祀られています。また、駒形は『野の神・山の神・水の神・土の神』の四神を祀ると古来の文献に記されていることから、食物農耕の神が祀られています。

前橋まちの「はちまんさま」

本町にある前橋八幡宮は前橋まちなかと呼ばれるエリアにほど近く、古くから商人や町の人たちから「はちまんさま」と親しみを込めて呼ばれてきました。まちに在りながら四季を感じさせてくれる境内は憩いの場として人々が集います。1月9日の初市の日にはだるまお焚き上げ発祥の地として知られ、多くの人で賑わいます。 

樹齢800年 のイチョウのご神木を御朱印にあしらっています。

小坂子町にある小坂子八幡神社は、4月の春祭りや10月の秋祭りなどで地域の人々が準備を進めたり、商工会の人たちによって寄付された多くの灯籠やしめ縄飾り が初詣に飾られるなど、地域の人々に根付いた神社として親しまれています。

小坂子八幡神社の御朱印に描かれているアジサイは、宮司のお母様が生前にこよなく愛した花だったことからきています。 実は、私が一番好きなお花もアジサイです。

バラの小石神社と椿の総社神社

敷島町にある小石神社は、「恋し神社」として「えんむすび石」が拝殿の右手に祀られています。石に触れることで良縁が訪れるとされ、石の両側には手を通せるよう貫通している穴があり、恋人同士が石の中で手をつなぐ事でより一層深く結ばれる、と言います。なんともロマンチックですね。

小石神社の御朱印にはバラが描かれています。同社の近くには「敷島公園 門倉テクノばら園」があるため、そこから由来しています。御朱印を嗅いでみると、バラの香りがするとかしないとか…。

拝殿右手に祀られている「えんむすび石」です。

元総社町にある総社神社は、正式名を「上野國総鎮守総社神社(こうずけのくにそうちんじゅそうじゃじんじゃ)」と言い、「上野(こうずけ)」とは群馬県の旧国名です。同社は県内549社の神々を祀っているため、総社神社に参拝することで、その全ての神社にお参りするのに等しいご利益があるとも言われております。

総社神社の御朱印には、寒くなると境内に咲く椿が描かれています。また、「福めぐり」の8神社目となる最後の神社では、御朱印に「萬(まん)」という字をいただくことができ、全て達成した証として「萬福(まんぷく)」となります!

拝殿を左からまわって奥に進むと、境内最古のケヤキがあります。なんとも不思議な形をしておりますが、これは雷に幾度となく打たれ、幹の中心が抜けてしまってもなお、樹皮だけで立っている姿なのです。自然の生命力の強さを感じますね。

ついにコンプリート!前橋市内の8神社を巡ってゲットしたもの

8神社全てを巡り、ようやく最後の総社神社で記念品の『切り絵御朱印』をいただくことができました!!8神社それぞれゆかりのある植物が施された、なんとも繊細な切り絵です。

御朱印はその年や季節などにより、各神社のオリジナルや期間限定のものも多くあり、それらを集めるのもまた楽しいのですが、今回いただいた記念品はこの『福めぐり』でしか得られない限定中の限定品です。個人的にも、マイ御朱印帳が1ページ1ページ埋まっていくことがやりがいにつながり、こうしてすべてを揃えてみると大きな達成感を得られました!

全8神社を巡って、特別仕様の切り絵御朱印をゲット!!

まとめ

今回の『福めぐり』を通して、前橋市内だけでも8社8様の特徴ある神社がそれぞれあり、自ら御朱印を1枚1枚集めることでより達成感を感じることができました。それぞれの神社でご利益あるいはパワーをチャージできたように思います。福をめぐり、運を巡らせ、龍の如く今年も運気をぐんぐんと立ち昇らせていきたいです!

皆様もぜひ、実際に訪れてパワーをもらい、福を手に入れてさらに良い年にしていきましょう!!

 

インフォーメーション

『まえばし福めぐり』御朱印頒布期間:令和6年12月31日まで
福めぐり御朱印は各500円。期間内に8社巡ると、達成記念として『切り絵御朱印』がいただけます。尚、各神社で記念品を用意していただいてますので、最後の8社目がどの神社でもいただけます。ただし、記念品の受け取りはひとり1枚までです。

☆『まえばし福めぐり』参画神社☆

①産泰神社

住所:群馬県前橋市下大屋町569
電話:027-268-1161
受付時間:午前9時~午後4時30分

②二宮赤城神社

住所:群馬県前橋市二之宮町886
電話:027-268-0276
受付時間:午前8時~午後4時 ※ただし日による

③飯玉神社

住所:群馬県前橋市広瀬町2-28-1
電話:027-263-2393
受付時間:午前9時~午後5時

④駒形神社

住所:群馬県前橋市駒形町710
電話:027-266-3858
受付時間:午前10時~午後3時 ※ただし不定期不在につき、ホームページ参照

⑤前橋八幡宮(まえばしはちまんぐう)

住所:群馬県前橋市本町2-7-2
電話:027-221-8632
受付時間:午前9時~午後5時

⑥小坂子八幡神社(こざかしはちまんじんじゃ)

住所:群馬県前橋市小坂子町598-1
電話:027-269-5361
受付時間:午前10時~午後4時30分

⑦小石神社(こいしじんじゃ)

住所:群馬県前橋市敷島町255-1
電話:027-233-4768
 受付時間:午前9時~午後4時 ※不在が多い

⑧総社神社(そうじゃじんじゃ)

住所:群馬県前橋市元総社町1-31-45
電話:027-252-0975
受付時間:午前9時~午後4時

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やきまん十太郎

群馬県出身の県内在住。休日には上毛かるたの地を巡るのが趣味。自分なりの角度から多くの方々に群馬のあらゆる魅力を伝えていきたい。来て、見て、感じて楽しい見所をたくさん紹介していきたい。