ロックハート城でなら、車イスでもプリンセスになれる【ぐんま観光県民ライター（ぐん記者）】

更新日: 2024年03月27日

群馬県の魅力をぐんま観光県民ライター（ぐん記者）がお伝えします！

「ロックハート城」は、200年ほど前の英国スコットランドの古城を群馬県高山村へ移築したものです。この古城では、ドレスを着て、お姫様気分を満喫できるイベント「プリンセス体験」があります。
今回、記者の妻に体験してもらいました。妻は、以前からカラフルなドレスを着たいという希望がありましたが、脚が不自由なので、実現をあきらめていました。そんな彼女に、一歩踏み出してもらいました。

体験ぐん記者春（3〜5月）夏（6〜8月）秋（9〜11月）冬（12〜2月）ロケ地

姫、ドレスやティアラをお選びください。

ドレス50着から始まった「プリンセス体験」は、現在ストックを含めず500着が用意され、5~25号など様々なサイズが揃っています。料金は、1時間あたり2,500円で、ドレスのお色直しも可能です。追加料金が必要になりますが、プレミアムなドレスも用意されています。ティアラ、ネックレス、ブーケなどの小物も、500円で使い放題です。さらに私はオプション（別料金）としてプロカメラマンによる撮影も申し込みました。

この衣装がある部屋と更衣室は３階にあり、階段をあがるしかアクセス手段がありません。今回は、あらかじめ打ち合わせで、ドレスを決め、体験当日は、スムーズに体験できるように、フォトスタジオに隣接した小部屋に、スタッフがドレスなどを運んでくれました。

姫、皆がお待ちです。

いよいよ、プリンセスになった姿をお披露目です。

今回、あいにくの雨天だったので、野外の撮影は断念しました。そうなると、ロックハート城の顔的な撮影ポイントとなるのが、城に入った正面にある大理石の大階段、です。城という高さがある構造物の特徴を生かした背景は、撮影のマストスポットです。

大階段の奥には、暖炉やソファーなどが置かれ、落ち着きがあるクラシカルなロビーがあります。私は観光ブドウ園をやっていているのですが、葡萄をモチーフにした照明があったので、カメラマンにそれを組み入れてもらって撮影しました。城といえば、玉座です。王様の椅子です。城での撮影に玉座は外せません。この玉座は、座面の下に「運命の石（スクーン）」が納められているという特別な椅子です。

姫、お時間が無いようでしたら、こちらで。

フォトスタジオには、いろいろなシチュエーションを想定した背景や、ソファー、ベンチなどが置かれています。時間に余裕がない場合には、この部屋での撮影だけでも満足できそうです。

今回は、スタッフが、フォトスタジオに隣接する部屋にドレスなどを運んでくれたので、着替えなど、スムーズに準備できました。

許された者のみ立ち入れる部屋で。

ロックハート城には、披露宴などの際に待合室として使われる空間「ラウンジ」があり、通常はプリンセス体験者しか入れないエリアです。明るく華やかな空間に心がひかれます。

今回は、カメラマンに撮影してもらっているので、撮り漏らしませんでしたが、体験者の中には、このラウンジに気づかない人もいるかもしれません。ここでは、キャビネットにつかまり、頑張っている立ち姿も撮影してもらいました。

ロックハート城を、楽しみ尽くす：カメラマンによる撮影

カメラマンは、ロックハート城を知り尽くしているので、撮影ポイントの要を把握しています。特にロックハート城初心者は、城内のベストなフォトスポットを見つけるのは簡単では無いと思うのです。
今回は、カメラマンが、プロのテクニックを発揮して、奥から光をあて、逆光を使った撮影をしてくれたので、違った趣きの写真もできました。
時間に余裕があれば、カメラマンに一通り撮影してもらい、その後、自分達で気の向くままに撮影するのも良いと思います。
せっかく体験するのですから、ロックハート城を楽しみ尽くしたもん勝ちです。

まとめ

ロックハート城は段差が多いので、妻はかなり心配していましたが、あらかじめ相談していたこともあり、カメラマンやスタッフに助けられ、カラードレスを着るという体験を心から楽しむことができたようです。

このイベントの目玉は、この古城の内外を利用した写真撮影です。ロックハート城では場所や衣裳などの提供が中心で、写真はは体験者のアイデアで自由に撮影できる！というのがポイントです。現在、入場者の２０％以上が、この「プリンセス体験」を利用しているとのことなので、休日などは混雑することがあるようです。楽しく、スムーズにプリンセスになるためにも、車イスの利用など障がいがある人は、事前の問い合わせをおすすめします。

ロックハート城なら、車イスでもお姫様になれます。楽しんでください！