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ナショナルパーク尾瀬キャットツアー(スノーシュー)【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

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更新日: 2024年03月28日

群馬県の魅力をぐんま観光県民ライター(ぐん記者)がお伝えします!

木道が見えない銀世界の尾瀬…想像できますか。冬の尾瀬にしかない景色、空気。「はるかな尾瀬~♪」は夏だけではありません。新たな尾瀬の魅力を見つけにいきませんか。一度体験するとリピートしたくなるはず。

初心者でも安心。キャットで尾瀬の核心部まで直行。

「冬の尾瀬は閉鎖じゃないの?」夏の尾瀬に来られる人でもそう思われることが多いと思います。確かに、これまで冬の尾瀬は登山家か限られた作業員しか足を踏み入れることができませんでした。尾瀬片品村エリアのアウトドア達人チームは特別なスキルがなくても冬の尾瀬を楽しめるツアーを企画。キャット(CAT)とは雪上車のこと。登山初心者でも冬の尾瀬の核心部まで行くことができます。なかなか乗る機会がない雪上車、車窓からの景色も格別です。富士見峠まで途中休憩をはさみ約1時間のドライブです。

いよいよキャット(雪上車)に乗車です

スタッフが場を和ませてくれながら、大人の遠足気分

ベテランドライバーは狭い山道もグイグイ進みます

途中下車して休憩タイム。新雪に寝転がる至福のひととき

富士見峠到着前にビーコン(遭難時の救助用装備)を装着

初心者でも安心。ベテランガイド付きのスノーシューツアー。

スノーシューなんて履いたことないけれど、、と不安に思われる人でも大丈夫。今回の参加者全員スノーシュー初心者でしたが、往復約2時間のツアーを楽しむことができました。履き方からスタッフがしっかりサポート。歩きながら、雪質によって歩き方の違いを的確にアドバイスしていただけます。「寒くないですか?」「だいじょうぶ?」などガイドさんの温かい声がけのおかげで安心して歩くことができ、不思議とスノーシューで歩みを進めることが楽しくなってくるのです。

スノーシュー、ストックは貸していただけます

新雪を感じながらゆっくり進んでいきます

雪のテーブルでアウトドアランチ。運がよければ富士山も。

暖冬とはいえ、標高1,900メートルの雪山。じっとしているとやはり身体が冷えてきます。まずはテーブルの準備、といっても雪製なので、、、雪かきのコツを教えていただきながら、スコップで椅子を整えます。少し動くと身体もほかほか。この日のランチは、温かいコーヒー、紅茶、スープ。さらにスタッフがその場で焼いてくれるホットサンド、デザートにはビスケット。温かい飲み物がじーんと全身にしみわたります。雪のテーブルでいただくランチで心も体もほっこり。

この日のランチはスタッフがその場で焼いてくれるホットサンド

心も体も温まるランチタイム

尾瀬ヶ原を見渡せるアヤメ平からの絶景と迫力満点の雪庇(せっぴ)。

アヤメ平までの道のりは少し上り坂ですが、ガイドさんはメンバーの様子を見ながらペースを合わせてくれます。森を抜けると一番の見どころ、雪庇(せっぴ)に到着。雪庇とは風や傾斜により作られた雪の吹き溜まりで、大きな雪庇は間近で見ると迫力満点。
眼下には片品村を一望、この日は運よく富士山も眺めることができました。広い広いアヤメ平にたったの5人。静かで美しい銀世界。私たちを待っていたかのように雲が晴れ、至仏山(しぶつさん)と燧ケ岳(ひうちがたけ)が姿を現しました。

頼もしいベテランガイドさんとアヤメ平の雪庇(せっぴ)

行動を共にすると、いつのまにか一つのチームに

壮大な景色に向かって一歩一歩、、贅沢な時間

アヤメ平を自由に歩けるのは冬ならでは楽しみ

どのようにしてこの形になったのかなと話も弾みます

自然が織りなす雪のアート。一期一会の芸術作品。

あまり人が立ち入ることのないアヤメ平の雪景色は、まるでアート作品。
風向きと雪で作られた美しい模様、不思議な形は建造物のようです。自然にできた小さな雪の玉が風にのって模様を描きながらコロコロと転がる様子など、思わず足を止めてシャッターを切りたくなる瞬間がたくさんあります。さらに雪がどっしり積もった木々が生い茂る森の中は、かの有名な北欧のキャラクターに出逢えそうです。作者に想いを馳せながら歩いてみるのも楽しいかもしれませんね。

今回のツアーをサポートしてくれた明るく元気なスタッフの皆さん

まとめ

冬の尾瀬を歩くことは間違いなく人生観を変えるくらい感動かつ貴重な体験です。
雪の下にはこれまで大事に守られてきた湿原や植物が静かに春を待っています。
尾瀬の自然を次の世代につないでいけることを願って、銀世界を歩いてみませんか。

インフォーメーション

催行日:1月下旬から4月中旬(基本毎日開催ただし天候によって変更あり)

料金:33,000円(税込)

内容:ガイド料、ランチ、保険、スノーシュー&ストックレンタル込

定員:15名

 

備考

・9:00尾瀬高原ホテル集合、14:00ホテル前解散(天候によって前後あり)

・最低催行人数:3名以上(2名の場合は1名様44,000円)

・帰り林道滑走希望の方はスキーまたはスノーボード持参

・スノーブーツ、防寒具のレンタルあり(全て有料対応)

 

持ち物

防寒具、行動着、登山靴またはスノーブーツ、厚手の靴下、手袋(防水)、水筒、サングラス、帽子

 

一般社団法人尾瀬アウトドアスポーツ振興会

住所:群馬県利根郡片品村東小川4658番地47

電話:080-4913-3219

Mail:inquiry@ozeoutdoorsports.com

Web:https://ozeoutdoorsports.com/

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Aya

大阪府出身。子どもの進学に伴い、片品村に移住。 これまで教育関係に従事していたが、山間部移住に伴いNPO活動の傍ら農家さんのお手伝いや観光業にも携わる。片品村の豊かな自然や美味しい農作物、村民の気さくな人柄にすっかり魅了されている。