約800種4,000株のバラが咲き誇る。前橋・敷島公園「春のばら園まつり」【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】
北関東最大級!無料で楽しめる前橋の「敷島公園門倉テクノばら園」
敷島公園は近隣市町村の住民ならおそらく誰もが知る大きな公園で、スポーツ施設や広い芝生エリアを備え、子どもから大人まで幅広く親しまれています。今回ご紹介する門倉テクノばら園は、公園内の松林を抜けた西奥に位置するスポットです。
北関東最大規模を誇るばら園への入園は、なんと無料。まつり期間中の週末は特に多くの来園者で賑わいますが、平日は比較的ゆったりと園内を楽しめます。
通用口からは24時間入園可能なので、人が少ない早朝の訪問もおすすめだそう。朝の柔らかな光の中で咲くバラは、また違った美しさがありそうですね。
世界が認めた「殿堂入りのバラ」を探してみた
<来園時は多くの品種が満開を迎えていました>
園内には世界各国のバラが咲き、3年に1度開催される「世界バラ会議」で選出された殿堂入りのバラ(モダンローズ19種、オールドローズ14種※2025年10月時点)が全種見られます。世界が認めたバラをまとめて見られる場所は、国内でもなかなかありません。

<前橋で生まれた「あかぎの輝き」>
そして、ここでぜひ見ておきたいのが前橋オリジナルのバラ「あかぎの輝き」です。平成20年開催の「全国都市緑化ぐんまフェア」を記念して誕生し、平成22年に名称公募で決定したこの品種は、蕾のときは黄色、咲くにつれてオレンジ、そして赤へと色が変化していく珍しいバラです。訪れたタイミングによって異なる表情が楽しめるので、何度でも足を運びたくなります。
一眼レフで切り取った、とっておきのバラたち
<たくさんのバラの花束に囲まれているような気分になれます>
今回は一眼レフカメラを手に、特に気になった品種を撮影してみました。

<バラらしい鮮やかさが魅力の「カルメン」>
まず目を引いたのが、ベルギー生まれの「カルメン」。深みのある鮮やかなマゼンタピンクの花びらが幾重にも重なり、思わず足を止めてしまいました。

<柔らかい色合いが和を感じさせる「万葉」>
続いて目に留まったのが「万葉」。1988年に日本で作出されたこの品種は、温かみのあるオレンジがかった黄色が印象的で、柔らかな光の中でふんわりと輝くような美しさがありました。

<薄いピンク色が青空に映える「ピース」>
そして、殿堂入りのバラでもある「ピース」。1935年にフランスで作出されました。
クリーム色の花びらの縁にやさしいピンクがほんのりと色づく、上品で繊細な美しさが印象的です。90年以上の時を超えて愛され続ける理由が、一目で伝わってきます。
食べて、買って、楽しむ。まつり期間中だけのお楽しみ
まつり期間中の楽しみは、バラを眺めるだけではありません。会場にはまつりならではの出店も並び、来園者が列をつくる場面もありました。
中でも外せないのが「ばらソフト」です。ひと口食べると、ふわりとバラの香りが口いっぱいに広がります。ほのかなピンク色が可愛く、食べる前についカメラを向けたくなる一品です。

<みなさん真剣にお気に入りを選んでいました>
バラの苗の販売も行われており、お気に入りの品種を見つけたらそのまま持ち帰ることもできます。自分だけのバラを育ててみたい方に、嬉しいコーナーですね。
ほかにも、日没から21:00までのライトアップや、コンサートやバラの講習会などのイベントが日にち限定で開催されます。公式サイトで気になるイベントをチェックしてから訪れるのがおすすめです。

子どもの頃から知っていたはずなのに、大人になって訪れることでその魅力に驚かされました。地元の方はもちろん、群馬を訪れる方にもぜひ足を運んでほしい場所です。
ばら園まつりは毎年秋にも開催されています。春とは異なる表情のバラが楽しめるので、季節を変えてぜひ訪れてみてください。
インフォメーション
敷島公園門倉テクノばら園「令和8年度 春のばら園まつり」
会場:敷島公園門倉テクノばら園(群馬県前橋市敷島町262)
開催期間:2026年5月9日(土)〜5月31日(日)
開催時間:10:00〜16:00/ライトアップ:日没〜21:00
料金:無料
HP:https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/kensetsu/koenkanrijimusho/shisetsu/2/35240.html
Instagram:@maebashi_park
望月優衣