天然酵母パンにラウンドブレッド!館林市で地元民に愛されるパン屋【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

館林市で地元民に愛されるパン屋

更新日: 2026年01月22日

館林市は小麦の産地であり、うどんの名産地としても知られていますが、実は美味しいパン屋もたくさんあります。その中でも地元民に特に人気の「チャチャぷぅま」と「金木屋ベーカリー」の二軒をご紹介します。

天然酵母の香り豊かなパン!「チャチャぷぅま」がオープンするまで

チャチャぷぅま

<チャチャぷぅま>

 

「チャチャぷぅま」は北海道と群馬県の国産小麦と天然酵母のみを使用し、約20時間もかけて発酵・熟成させた、小麦の香り豊かなパンが魅力のお店です。店長の橋本さんと奥さんと息子さんの奥さんの三人で切り盛りしています。今では地元のお客さんがひっきりなしに訪れる人気店になりましたが、オープンに至るまでには大変な苦労がありました。

 

それまで、橋本さんは水道設備のちボイラー修理業の仕事をしていました。しかし、いつしか仕事に対してなんとなく行き詰まりを感じるようになり、悶々とした日々を過ごしていました。そんなとき、知人から「モバックショウ」というイベントのチケットをもらい、訪れたことで、人生の転機を迎えることになります。

 

<店長の橋本さん>

 

「モバックショウ」とは、パン・菓子に関するあらゆるものがトータルに展示されるイベントです。橋本さんはそこでパンを焼くオーブンを目にしたとき、「これだ!」と感じるものがあったそうです。もともとなにかの職人になりたいという思いもあったため、四十代半ばにして、今までの職種とはまったく無関係なパン屋への転身を決意しました。

 

そこでまずは、理屈から知ろうと100日間の製パン技術教育コースに申し込みました。しかし、そのとき、橋本さん自身ほとんどパンは食べずもちろん作りに関してもまったくの素人で、パンは小麦粉をイーストで発酵させて作るということも知りませんでした。入所前の見学で訪れた講師にも呆れられてしまい、「パン屋はやめたほうがいいのじゃないですか」と冷たく言われての入所だったそうです。しかし、橋本さんはそんな言葉にもめげることなく、コースを修了しました。

 

<天然酵母で発酵させて焼きあげたパン>

 

その後、太田市のパン屋に勤めてさらにパン作りを学びながら並行し、水道設備の経験を活かして店舗の建築にも参加。同時にお店で出すパンの試作も重ねました。しかし、橋本さんの納得のいく味のパンはなかなかできなかったそうです。

 

そんなとき、知人が営むパン屋でパンを食べたとき、その美味しさに感動。どうやって作っているのか聞くと、国産小麦を天然酵母で発酵させているとのことでした。天然酵母はイーストに比べて発酵に何倍も時間がかかるというデメリットがありますが、その小麦の風味豊かな味わいはそれ以上に魅力的に感じました。橋本さんは技術研究所でそれまでイースト発酵でのパン作りしか学んでこなかったため、その知人から天然酵母でのパン作りを一から学びなおしました。そしてようやく、自信を持ってお店に出せるパンができたそうです。

南米の調べと絶品パン!「チャチャぷぅま」の癒し空間

「チャチャぷぅま」の店内

<「チャチャぷぅま」の店内>

 

店名の「チャチャぷぅま」というのは、古代アンデス・ティワナク地方の守り神の名前に由来します。橋本さんは大の南米好き。特にボリビアとペルーが好きで、奥さんとのバックパッカー新婚旅行も南米だったそうです。ログハウスの温もりのある店内にはところどころに南米の調度品が並び、ペルーやボリビアあたりの民族音楽であるフォルクローレが流れる癒しの空間となっています。

 

<店内の棚には南米のポットなども>

 

<種類豊富にパンが並びます>

 

豊富に揃うパンは、天然酵母の旨みを引き出した「くるみBig(税込430円)」や、香ばしい「塩パン(税込170円)」、果実感たっぷりの「ブルーベリーパレット(税込240円)」など多彩。パンを選ぶひとときも楽しくなりますね。

 

<くるみBig、塩パン、ブルーベリーパレット>

 

<イートインコーナー>

 

店内にはゆったり寛げるイートインコーナーもあり、買ったパンをその場で味わえるのも嬉しいポイントです。香ばしい香りと南米の雰囲気に包まれながら、時間を忘れて過ごせます。

「金木屋ベーカリー」の「ラウンドブレッド」は地元民に大人気!

金木屋ベーカリー

<金木屋ベーカリー>

 

「金木屋ベーカリー」は二代目の吉永さん夫婦が営む、地元に根ざした小さなパン屋です。看板商品の「ラウンドブレッド(税込432円)」は、このパンを求めて開店前から並ぶお客さまがいるほど人気です。一日に何度も焼いていますが、毎回すぐに売れてしまいます。そのため、営業中でも訪れるタイミングが悪いと手に入らないことも。確実に購入するには、午前10時に開店してすぐに訪れるのがよさそうです。

 

<看板商品の「ラウンドブレッド」>

 

「ラウンドブレッド」はその丸い形状のため、全体が均一にふっくら焼けて、耳まで柔らかいというのが特徴です。特に焼きたてはふんわりもちもちの食感で、小麦の香りとほのかな甘みもあり、そのままでも美味です。もちろん、トーストしてバターやジャムを塗って食べても美味しくいただけます。

 

<あたたかな雰囲気の店内>

 

レジの奥では次々にパンが焼き上がり、店内は香ばしい香りに包まれます。「ラウンドブレッド」以外にも惣菜パンや菓子パンが並び、訪れるたびに新しい美味しさに出会えるパン屋です。

 

<「ラウンドブレッド」以外のパンも充実>

 

<「ラウンドブレッド」を使用した惣菜パンも>

 

「チャチャぷぅま」は天然酵母の芳醇なパンと南米風の温かな雰囲気が魅力で、訪れるたびに心癒されます。「金木屋ベーカリー」のふんわりもっちりのラウンドブレッドは、地元民に大人気の逸品です。どちらもぜひ訪れてみてください。

インフォメーション

チャチャぷぅま

 

住所:群馬県館林市小桑原町1210-10

電話・FAX:0276-73-4180

営業時間:10:30~17:30(売り切れ次第終了) 

定休日:日曜、月曜、火曜、水曜

 

HP:http://www.ccpuuma.sakura.ne.jp

SNS:@chachapuuma

 

 

金木屋ベーカリー

 

住所:群馬県館林市野辺町166-1

電話:0276-75-2035

営業時間:10:00~売り切れ次第終了

定休日:毎週日曜、第2・4月曜

 

SNS@kanekiyabakery

 

小林ていじ様

小林ていじ

群馬県館林市出身のフリーライター。海外をふらふらと放浪するのが好きで、旅の記事をもっとも得意とする。現在は日本にいるが、また海外に出てずっと旅して暮らしたい。