世界初！お猿さんが湯もみをする新スポット 『草津温泉おさるの湯もみ処　おさ湯』でほっこり草津温泉日帰り旅

まずは都内から草津温泉までのルートを簡単にご紹介いたします。車をご利用の場合は、関越自動車道・練馬ICから渋川伊香保IC経由で草津へ。公共交通機関をご利用の場合は、東京駅から上越新幹線でJR高崎駅へ、その後在来線に乗り換えJR長野原草津口駅を目指すルートと、東京駅からJR長野原草津口駅まで直通の特急「草津・四万」を利用するルートがあります。

都内からは車、電車どちらで向かってもおよそ3時間でアクセスできる草津温泉は、日帰りのプチ旅行先としても最適です。また、東京駅から高速バス「上州ゆめぐり号」に乗れば、草津温泉まで乗り換えなしでアクセスすることが可能。草津温泉へのアクセス方法は何通りもあるので、時間の都合やお好みに合わせて選択できます。今回は、東京駅から新幹線に乗り、高崎駅にて在来線のJR吾妻線に乗り換えて向かうルートを選択しました。新幹線は「たにがわ471号」に乗車。

高崎駅にてJR吾妻線に乗り換えしばらくすると、車窓からの眺めがだんだん風光明媚な景色に変わってきました。高崎駅から長野原草津口駅までは乗車時間が約1時間半あるので、子どもが移動時間に飽きてしまっても大丈夫なようにおもちゃを持参した方がいいかもしれませんね。長野原草津口駅からはバスに乗り換え、約30分で草津温泉バスターミナルに到着です。

草津温泉バスターミナルから草津温泉のシンボル「湯畑」に向かいます。日本三名泉の1つである草津温泉は古来よりたくさんの人に愛されてきた名湯で、毎分32,300ℓ以上の温泉が湧き出ており、その量は日本一を誇ります。また、温泉の酸性度はpH値2.1と非常に高く、殺菌作用が抜群です。湯畑近くには無料の足湯が2ヵ所あり、湯畑から「おさ湯」までは歩いて約3分ととても近いので、まずは足湯であたたまってから「おさ湯」へ向かってみてはいかがでしょうか。

「おさ湯」は、おさるのパフォーマンス集団として有名な「日光さる軍団」を率いる村﨑太郎さんがプロデュースを手がけています。「おさ湯」は、熱い源泉を人が入れるくらいにまで冷ます草津の伝統的な入浴法「湯もみ」をお猿さんたちが披露するショーや、カピバラ・うさぎなどの小動物とのふれあいを楽しむことのできるスポットです。

また、旅行といえば何かと天候に悩まされがちですが、「おさ湯」は全て建物の中で楽しむことができるので、天候を気にせずお出かけできます。

お店は２階建てになっており、１階は「おさるの湯もみショー」、２階は小動物と触れ合える「かぴ湯」に分かれています。　どちらかだけを楽しみたいという場合は、ショーのみのチケットが1名600円、「かぴ湯」のみのチケットが1名500円で購入可能です。「おさ湯・かぴ湯」のセットチケットは100円お得な、1名1,000円となっています。(入場料はいずれも、子ども料金の設定はございません。小学生以上一律の料金になります。)なお、来館当日にチケットを購入することも可能ですが、週末や祝日など混雑が予想される場合は各種インターネット予約サイトから事前にチケットを購入しておくと安心です。

「おさ湯」は、未就学のお子さまは入場無料！他にもベビーカーの預かり等、子連れのファミリーに配慮したサービスが嬉しいですね。

「湯もみ」にお猿さんが挑戦するショーは、キャストの方とお猿たちとのコミカルな掛け合いだけではなく、草津温泉の歴史についても学ぶことができる内容となっています。ここでしか見られない「お猿の湯もみ」は、草津を訪れたなら必見の特別なショーとなっています！

湯もみショーは、10:00から17:00まで開演しており、毎時30分間隔で公演しています。上演時間は約10分～15分で、小さなお子さまでも最初から最後まで集中して楽しんでいただけますよ。スタッフの方は、「3世代でいらっしゃるお客様も多いですよ！」とおっしゃっていました。

取材に訪れた日の公演は、マイペースで優しい女の子のお猿さん・湯もみ名人の「らんちゃん」(8歳)と、食べるのが大好きな男の子のお猿さん・湯もみ見習いの「雷蔵くん」(4歳)の2匹のお猿さんと、パフォーマーの「みほさん」のトリオ！終始笑いで溢れる楽しい湯もみショーでした。

ショーの間は撮影禁止ですが、ショー終了後には可愛らしい湯もみの衣装を着ているお猿さんの写真を撮ることができます。おさ湯を訪れた記念に1枚、カメラにおさめてみてください。

※今回は取材のため、特別に許可を得てショーの様子を撮影させていただきました。

「おさ湯」の2階には、可愛らしい動物たちと触れ合える「かぴ湯」があります。「かぴ湯」では、運が良ければ温泉に浸かっているカピバラの姿を見ることができちゃいます。ウサギやねこたちとの触れ合いや餌やり体験には、子どもも大喜び！ご家族みなさんで癒しの時間を過ごせます。

また、2階には草津温泉の湯畑ジオラマがあるので、草津旅行の記念として撮影してみてはいかがでしょうか。

続いては「おさ湯」から歩いて約2分のところにある「西の河原公園」に向かいます。公園まで続く西の河原通りには和菓子屋さんやお土産屋さんが揃っており、食べ歩きにはもってこいの通りです。

西の河原公園は、河原のいたるところから温泉が湧き出しています。湯けむりが漂う非現実的な光景から、この一帯は昔、「鬼の泉水」とも呼ばれていました。

また西の河原公園は、上信越高原国立公園の特別地域に指定されており、　四季折々の自然を感じながら散策を楽しめます。公園の入り口から奥の露天風呂に続く道は石畳で整備されているので、小さなお子さまでも歩きやすく安心です。

温かいお湯が流れる河原には、石遊びができるようなとても浅いところもあり、子どもも遊びつつ楽しく散策できます。

園内には無料の足湯スポットがいたるところにあるので、休憩しながら浸かってみるのもいいですね。さらに日没から22時までの間、園内はライトアップされ、夜は一層幻想的な雰囲気を味わうことができます。

西の河原公園は鬼にちなんだ石碑や東京羽田から分社した穴守稲荷神社などがあり、見どころが満載です。

「鬼の茶釜碑」のほど近くにある茶釜の湯は、かつては茶釜が沸騰するような音を立てて湯が吹き出していたそうで、他とは明らかに違う濃いエメラルドグリーンの池になっています。

草津温泉最大の露天風呂「西の河原露天風呂」は、男湯と女湯とを合わせると敷地面積約500㎡、国内有数の圧巻の広さを誇る露天風呂です。360度森林に囲まれた露天風呂では、新緑や紅葉、雪見など四季折々の自然を堪能しながらゆっくりと身体をあたためることができます。入場料は大人800円、子ども400円。タオルやバスタオルの販売はありますが、洗い場やシャワー、食事施設がなく、とてもシンプルな日帰り露天風呂温泉となっています。

写真提供：株式会社 草津観光公社

温泉は透き通った綺麗なエメラルドグリーン色をしています。温泉の入り口付近は比較的ぬるめで、源泉の方に近づくと温度が高めになってきます。また、こちらの温泉は未就学児のお子さまは、保護者と一緒に異性のお風呂への入浴も可能です。

画像提供：株式会社 草津観光公社

「草津温泉を代表する人気の日帰り温泉施設「大滝乃湯」「御座之湯」「西の河原露天風呂」三湯に1回ずつ、とてもお得に入浴できるのでこちらもぜひおすすめですよ」と教えてくださったのは、西の河原露天温泉などを管理している株式会社草津観光公社の山本さん。「ちょいな三湯めぐり手形」は各施設（大滝乃湯・御座之湯・西の河原露天風呂）で販売しており、なんと有効期限なしの入湯手形なので、季節に合わせて草津温泉をお得に楽しめます。ちょいな三湯めぐり手形は大人1950円、子ども900円。通常だと3ヶ所を合計した入浴料は大人2700円、子ども1350円なので、大変お得です。

いかがでしたか？滞在時間5時間ほどで、可愛らしいお猿さんの湯もみショーだけではなく、西の河原公園を散策して露天風呂に浸かったり、食べ歩きを楽しんだりと、日帰りでも子どもと一緒に充実した草津観光をすることができました。この記事を参考にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？

草津温泉おさるの湯もみ処～おさ湯

〒377-1711　群馬県吾妻郡草津町大字草津字泉水505
TEL：0279-82-1715
定休日：年中無休(施設のメンテナンス等で急遽定休日となることがあります。詳しくはHPをご確認ください)
アクセス：JR長野原草津口駅よりバスに乗り換えて草津温泉バスターミナルへ。草津温泉バスターミナルより徒歩約7分
https://osayu.jp

草津温泉 西の河原露天風呂

〒377-1711　群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3
TEL：0279-88-6167
定休日：年中無休
アクセス：
電車の場合
JR長野原草津口駅からJRバス草津温泉行きで約25分、草津バスターミナル下車、徒歩約15分
車の場合
関越自動車道渋川伊香保ICより約1時間30分
https://onsen-kusatsu.com/sainokawara/

※チケット料金、入場料等は2024年3月時点の情報となります