県境パワースポット!熊野皇大神社参拝&しげの屋の力餅で癒しの旅【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

熊野皇大神社

更新日: 2026年02月18日

長野県と群馬県の県境にまたがる熊野皇大神社(くまのこうたいじんじゃ)。社殿の中央が県境という全国的にも珍しいパワースポットで、八咫烏(やたがらす)のお守りや芸術的な御朱印が人気です。参拝後は向かいの「しげの屋」で、つきたての力餅を味わいながら絶景テラス席から関東平野を一望。県境ボードでの記念撮影も楽しい! 歴史と自然が融合した県境の癒し旅をお届けします!

県境に立つ神秘の熊野皇大神社

県境に立つ熊野皇大神社

碓氷峠の頂上、標高約1,200mに位置する熊野皇大神社は、全国的にも珍しい県境の神社です。社殿の中央を長野県と群馬県の県境が通り、長野県側は「熊野皇大神社」、群馬県側は「熊野神社」という別々の宗教法人となっています。一つの神社でありながら賽銭箱や社務所も別々で、参拝者は両県にまたがって祈りを捧げられるここならではの体験ができます。

 

<熊野皇大神社の案内図。中央に走る赤い線が県境>

 

創建は古く、日本武尊(ヤマトタケル)が霧に迷った際に八咫烏に導かれた伝説から、導きの神様として信仰されています。筆者は軽井沢から山道を登って訪れましたが、到着すると清々しい空気と豊かな自然に包まれました。

 

<県境ラインが通る参道>

 

急な石段を上ると、随神門下に県境を示す標識があり、不思議なワクワク感が湧いてきます。

 

<長野県・群馬県の県境を表す標識>

 

境内には縁結びや開運のパワーが感じられ、次は本殿参拝と御神木「しなの木」へ向かいます。

御神木しなの木を回って開運祈願

御神木しなの木

まずは本殿でお参り。県境をまたぐ社殿の前で、感謝を込めて手を合わせます。八咫烏のご利益を信じて、心を込めて祈りました。続いて向かったのが、境内にある樹齢1000年以上の御神木「しなの木」。角度によってハート型に見えるくぼみがあることでも知られ、縁結びや開運のパワースポットとして人気です。

 

<参拝作法が紹介されていました>

 

おすすめの参拝方法は、本殿参拝後に御神木の前でお参りし、心の中で願い事を唱えながら時計回りにゆっくり一周すること。一周すると願いが叶うと言われ、さらに一周するごとに寿命が延びる、しわが一つなくなるという言い伝えもあります。

 

<樹齢1000年超の御神木「しなの木」>

 

筆者は願いを心に唱えながら何周か回り、木の強いエネルギーをしっかり感じました。周囲の静かな自然に囲まれ、心が浄化されるような時間です。カップルで一緒に回ったり、写真を撮ったりする人も多く、訪れるたびにパワーをもらえます。

 

実は以前、筆者が熊野皇大神社を訪れた後に「ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)」に採用されました。それ以来、験を担いで毎年参拝するのが楽しみになり、運気アップの定番スポットとなっています。パワーのおかげで仕事も順調です。

 

そして、参拝の締めくくりとして、伝説のおみくじをひいてみました。

 

<日本でただ1つ 伝説のおみくじ>

 

伝説のおみくじは運勢がレベル表示で示され、導きの神々からのメッセージが添えられています。毎年、おみくじを引くのが非常に楽しく、運勢だけでなくお土産にもなっています。

 

<伝説のおみくじ!筆者もひいてみました!>

 

<開けてみると、レベル38の吉!導きの神々からの運勢が最高に楽しい>

 

次は御朱印の魅力をお届けします。

芸術的な御朱印に魅了

特別御朱印

社務所でいただく御朱印は、季節限定やイベント限定のものが特に目を引きます。切り絵が施されたもの、飛び出すタイプ、月替わりの特別デザインなど、どれも芸術的で本当に美しく、参拝のたびに「次はどんなデザインが出ているかな」とワクワクしてしまいます。筆者はこの魅力にすっかり夢中になっています。

 

中でも一番のお気に入りは「翔馬拝(しょうまはい)特別御朱印」です。台紙がプラスチックで八咫烏のデザインに切り絵が施されており、今年の干支である馬が重なり、羽ばたいているように見える美しい仕上がり。八咫烏と馬が融合したような幻想的な一枚で、御朱印帳を開くたびに感動が蘇ります。他にも季節ごとに変わる限定デザインが次々と登場するので、毎回の訪問が待ち遠しくなります。

 

<開くとデザインが繋がる!パワーを感じる特別な朱印帳>

 

そして、筆者が使っているご朱印帳は「しなの木朱印帳」。御神木しなの木と、導きの神様八咫烏が描かれており、朱印帳を開くとデザインが繋がるようになっているのが素敵です。色はシックな黒と白で、持っているだけでパワーを感じます。

 

<この朱印帳が気に入りすぎて三冊目に突入!>

 

実はこの朱印帳が気に入りすぎて、気づいたら三冊目に突入していました!県境の神社ならではの特別感が詰まった一枚一枚に、毎回心を奪われています。

 

また、社務所では交通安全のお守りがたくさんあって迷いましたが、可愛らしい八咫烏のお守りがあったので今回はそちらを選びました。

 

<交通安全お守り!可愛らしい八咫烏が導いてくれる安心の一品>

 

除災招福や勝負運アップなど種類豊富ですが、特にこの交通安全のお守りは八咫烏の愛らしい姿が気に入り、今年も自家用車に付けて大切に愛用しています。導きの神様に守られているようで心強く感じます。

 

<八咫烏の愛らしい姿に一目惚れ!自家用車に付けてドライブ安心>

 

神社で心身を浄化したら、向かいのしげの屋で甘い休憩を。次は老舗の歴史と力餅の魅力へ。

創業350年!県境老舗茶屋・しげの屋の歴史とこだわり

県境老舗茶屋・しげの屋

熊野皇大神社の真向かいにある「しげの屋」は、江戸時代中期から続く創業350年の老舗茶屋です。こちらも県境にまたがり、店内やテラスに「赤い県境ライン」が引かれているのがユニークなポイント。碓氷峠の名物「力餅」も有名で、峠越えの旅人たちに長年愛されてきました。

 

<しげの屋の入口に引かれた「赤い県境ライン」がユニーク>

 

力餅の由来は平安時代に遡り、碓氷峠に生まれた力自慢の武将・碓氷貞光(源頼光の四天王の一人、大江山の鬼退治で有名)にちなんでいます。江戸時代になると旧中山道の難所として知られたこの峠は、車のない時代に歩いて峠を越える旅人たちの休憩処として大いに賑わい、力餅の優しい味が疲れた体を癒やしてきました。そばも昔から評判で、神社参拝者が「峠へ来たならもち・そば食べよ」と歌ったほどです。近代でも多くの著名人が訪れ、雄大な景色と変わらぬ味に魅了されています。

 

そんな伝統を守りながら、毎朝もちをつき、昆布とかつおぶしで出汁を引き、小豆を丁寧に炊くというこだわりが続いています。長野県産米100%のもち米に碓氷峠の湧き水をたっぷり吸わせ、無添加で素材そのものの旨味を引き出す手作り。熊野皇大神社へ毎年献上する福もちとしても大切に守られているようです。

 

次は実際にいただいたメニューと絶景テラス席を紹介します。

絶景テラス席でつきたて力餅と一品料理を堪能

絶景テラス席でつきたて力餅と一品料理を堪能

<県境看板がある絶景テラス席>

 

2024年春に改装された新テラス席が最高なんです。

 

<開放感抜群!関東平野と筑波山まで一望できる絶景テラス>

 

景観のいいテラス席は人気で評判がよく、関東平野や筑波山まで見渡せる絶景を眺めながら力餅を味わえます。新緑の季節には鮮やかな緑が広がり、紅葉の時期には美しいグラデーションが楽しめ、季節ごとの風景が格別です。冬でも寒くならないよう工夫された席で、快適に過ごせます。ペット同伴OKで、ワンちゃんだけでなく猫ちゃんなども一緒に楽しめます。

 

特に筆者がすごく良いと思ったのは、足をゆったりと投げ出して座れる席があることです。天気の良い日にこの席に座れれば、リラックスできて開放感たっぷり。のんびり景色を楽しみながら力餅を食べられるなんて、最高の贅沢だなと思いました。

 

<足が伸ばせる絶景テラス席>

 

<春から秋にかけて、新緑や紅葉が美しいので景色も楽しめます>

 

筆者は碓氷峠の名物「力餅」(各720円)を一番人気のあんことくるみで注文。あんこは丁寧に炊かれた甘さが絶妙で、くるみは長野県東御市のものを粗めに食感を残して使用し、香ばしさがたまらない。夏場はさっぱりとした大根おろしがおすすめだそうです。

 

<長野県産米と湧き水で丁寧に作られたつきたて力餅>

 

<長野県東御市産くるみの香ばしさがアクセントの力餅>

 

長野県産米の柔らかくとろとろのお餅に、たっぷりのトッピングが絡み、疲れた体に染み渡る美味しさです。

 

さらに、一品料理で「群馬県産こんにゃくの信州味噌田楽」(450円)も。「山菜力餅入りのそば」も美味しく、そばの風味と出汁の優しさが峠の疲れを癒やしてくれました。

 

<群馬県産こんにゃくの信州味噌田楽、香ばしくてヘルシー>

 

<つきたて山菜力餅入りそばで、峠の疲れを癒やせます> 

 

県境のお店らしく、線を跨いで撮影ができるスポットがあり、写真を撮ってSNSで発信されるお客さんも多いのだそう。楽しい記念になります。

 

次はテラスでの楽しい記念撮影と、お土産の力餅を紹介します。

県境で記念撮影して大興奮!お土産はつきたて力餅

県境で記念撮影

<カップルや夫婦で並んで撮影!ユニークな思い出スポット>

 

テラス席の最大の楽しみは、なんといっても県境の赤い線を跨いで記念撮影できるスポット! 通常、県境ボードは左右に置いてありますが、実際に手に持って自由にポーズを取れるのが楽しいです。群馬県側と長野県側に分かれて立ったり、ボードを持って「ここが県境!」とアピールしたりするだけで、ユニークで思い出に残る写真が撮れます。カップルや夫婦で並んで撮影する姿を見かけましたが、すごく楽しそうに撮影していたのが印象的でした。

 

<手に持てる県境ボードで、自由に最高の記念写真を撮ろう>

 

筆者が訪れたのは12月でしたので、残念ながら新緑の鮮やかな緑や紅葉の美しいグラデーションは見られませんでしたが、晴れた日にこのテラスで撮影すれば、関東平野の絶景をバックに開放感たっぷりの記念写真が撮れること間違いなし。季節ごとに全く違う表情を見せてくれるので、次は春や秋に来訪して、もっと最高のショットを狙いたいです。こんなにワクワクするスポット、他にないですよ!

 

<自宅で家族と楽しむふわふわのつきたて食感お土産>

 

お土産には力餅の持ち帰り「折」(1800円)を注文。1番人気のあんこ&くるみを詰めてもらいました。自宅に戻り開封すると、美味しそうな力餅がぎっしり! 

 

<お土産「折」開封!あんこ&くるみがぎっしり詰まった力餅>

 

お土産には、力餅の持ち帰り「折」(1800円)を注文しました。店長の三石さんに相談して、1番人気のあんことくるみを組み合わせで詰めてもらったのですが、自宅に戻って開封した瞬間、ふわふわの力餅がぎっしり詰まっていて感動!

 

保存料不使用の生菓子なので当日中のお召し上がり推奨ですが、家族みんなで分け合って食べたら、つきたての柔らかさと優しい甘さがそのまま蘇ってきて、まるで峠で食べたばかりのような新鮮さでした。あんこの上品な甘さとくるみの香ばしさが絶妙にマッチしていて、みんな「また食べたい!」と大絶賛。お好みで2種類選べるので、きなこやゴマなど違う組み合わせでリピートしたくなりました。県境のユニークさと歴史ある力餅、絶景で参拝の余韻を満喫できました。

 

最後に、店長の三石さんから観光客へのメッセージ。「地産地消を心がけて、景色と一緒にお餅を楽しんで頂ければ、より一層美味しく楽しく感じられる場所を提供できているとおもうので、そこを楽しんでいただきたいと思います。」

 

碓氷峠の県境に立つ熊野皇大神社で八咫烏のご利益と御神木しなの木を回り、心身を浄化。美しい季節限定御朱印や伝説のおみくじにワクワクし、毎年訪れるパワースポットになりました。向かいのしげの屋では絶景テラスでつきたて力餅を堪能。地元食材のあんこ&くるみの優しい味が疲れを癒してくれます。ワクワクが止まらない県境の世界、ぜひ一度体験してみてください。

インフォメーション

熊野皇大神社

 

住所:長野県北佐久郡軽井沢町峠町1

電話:0267-42-5749

参拝時間:自由(社務所は9:00~16:00頃)

アクセス:軽井沢駅から車で約20分


公式HP:https://kumanokoutai.com/

 

 

元祖力餅 しげの屋

 

住所:長野県北佐久郡軽井沢町峠町2/群馬県安中市松井田町峠甲3

電話:0267-42-2402

営業時間:10:00~15:30(餅がなくなり次第終了)

定休日:不定休(Instagramで確認)

 

Instagramhttps://www.instagram.com/sigenoyakaruizawa/

 

タマル様

タマル

群馬の魅力を発信する「タマルのぐん旅」ブログを運営。旅形式で県内の秘境や温泉、隠れた名店などを綴っています。趣味は、県内の温泉巡りと地元グルメの食べ歩き。ロードバイクで挑む「榛名山ヒルクライム」や「赤城山ヒルクライム」で群馬の魅力ある自然を体感しています。