もっと知りたいぐんまの歴史と文化

古くから絹産業が盛んな上州（群馬県）では、女性が養蚕・製糸・織物で家計を支え活躍しました。夫たちは「俺のかかあは天下一！」と呼び、これが上州名物となって現代では活躍する女性像の代名詞にもなっています。

ふくよかな丸みと鮮やかな赤色が印象的な「高崎だるま」は、高崎市で二百有余年の歴史を重ねる伝統工芸品です。日本の吉祥である鶴と亀が顔に描かれていることから「縁起だるま」「福だるま」とも呼ばれ親しまれています。

繊維製品、木工品をはじめ、竹・藤細工や金工品、陶器･ガラス製品、和紙、鬼瓦、そして、だるまや創作こけしなど、群馬県には地域の風土や人々の生活の知恵が生んだ多彩な伝統工芸品が存在し、後継者育成にも力を入れています。