頭文字Dの聖地でラリー撮影と温泉グルメ 後編 【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

モントレー2025

更新日: 2025年08月26日

ラリーイベント「モントレー2025」後編!頭文字Dの聖地、碓氷峠でラリー車を激写。SS3(スペシャルステージ)は無料観戦ポイントで撮影。めがね橋での撮影は初心者にもおすすめ!観戦後は峠の湯で美肌の温泉と絶品もつ煮定食を満喫。安中の歴史と自然を巡るツアーをお届けします!

 

前編はこちら https://gunma-kanko.jp/features/320

SS3を見に無料観戦ポイントへ!

アプトの道

ラリーイベント「モントレー2025」の迫力を楽しんだ後、旧線跡のアプトの道を歩いてSS3の観戦ポイントへ向かいました(観戦ポイント128Cから、めがね橋、峠の湯方面へ)。暗いトンネルを抜け、熊ノ平駅から少し歩くと、碓氷第6橋梁付近で良い撮影ポイントを発見します。

 

<新緑の間にラリー車を入れる形で撮影します>

 

橋の上からカメラでパシャリと撮ってみましたが、新緑の合間にラリー車を捉えた一枚はまさに圧巻!ここでは迫力あるラリー車が撮影できる絶好のスポットとして、ぜひオススメしたい場所です。

イベントの開催に係る安中市観光機構の上原さんによりますと、「主催者、地元行政、地域住民が一体となって、開催できていることに感謝しかありません。碓氷峠は、暮らす人にも訪れる人にも愛されている場所です。まさに、ラリー観戦はリアル頭文字D体験といえると思います。」

こんな聖地で撮影できるなんて、興奮が止まりません!この感動をさらに味わうため、次の撮影ポイントを目指して歩みを進めました。

碓氷第5橋梁付近でラリーの迫力を撮影

アプトの道(碓氷第5橋梁付近)

そして、碓氷第5橋梁付近に到着すると、下に降りられるスペースを見つけ、ここで観戦を決めました。

 

<階段を降りて間近でラリー車を撮影できます>

 

この観戦ポイントは、旧道を覆う木々が視界を遮るため、ラリー車が突然姿を現します。猛スピードで駆け抜けるので撮影が難しいですが、その分ダイナミックな写真が撮影できました。

 

<LUCK with ROOKIE Racing RALLY Team -Toyota GR yaris Rally2->

 

<こちらの観戦ポイントは、木々の影から猛スピードで飛び出してくるので撮影難易度がやや高め。格好良い・ダイナミックな写真が撮影したい!という方にオススメです>

 

<Rally Team AICELLO -Toyota GR Yaris Rally2-スピード感に慣れてくると、ピントを合わせやすくなります>

 

<R2R x YAHAGI Racing Team - Skoda Fabia R5 -ラリー車を流し撮りで撮影>

 

<SUBARU TEAM ARAI - Subaru WRX VBH -木々の合間からズームで切り取ってみました>

 

<AISIN RALLY TEAM with LUCK - Toyota GR yaris – 木々から飛び出してきた瞬間をキャッチ>

 

<K-one Racing Team - Toyota GR86 ->

 

聖地の中でエンジン音がこだまし、車が飛び出す瞬間は鳥肌ものです。コーナーを攻めるラリー車の姿に、シャッターを連写で押す手が止まりませんでした。観戦エリアは家族連れも多く、沢山の人がラリー車の迫力を楽しんでいました。

「めがね橋の上下でラリー撮影」

SS4

SS4の合間に碓氷第3橋梁(めがね橋)へ移動しました。碓氷峠のこの橋は、明治25年(1892年)に完成したレンガ造りのアーチ橋で、旧信越本線の鉄道橋として使われました。4連のアーチ構造が特徴で、国の重要文化財に指定されています。

この観戦ポイントでは、まず橋の上でラリーカーを撮影。一部撮影禁止区間がありますが、上からラリー車と新緑のコントラストが美しく映えます。

 

<新緑と碓氷第3橋梁(めがね橋)>

 

<碓氷第3橋梁(めがね橋)下の撮影スポット>

 

その後、階段を下りて橋の下の撮影スポットへ移動。下には観客が多く、ラリー車を撮影している人がたくさんいました。

 

<CUSCO RACING -Toyota GR Yaris->

 

<TEAM HASRALLY -Subaru WRX STI->

 

右手奥からラリー車が迫ってくるので、ピントが合わせやすく、迫力ある写真が後列からでも撮影できます。歴史ある橋付近から、ラリーの躍動感を収めるのは格別。撮影初心者にもオススメなスポットです!  

 

<DokyoRacing / ACCR -Porsche 911->

峠の湯で美肌の温泉に癒される

峠の湯

<SS(スペシャルステージ)終了後は峠の湯へ 写真提供:碓氷峠の森公園>

 

SS2、SS3の競技が終わり、たくさん歩いて汗だくになったので、受付でもらった峠の湯の「入館券・食事券チケット」を手に、ワクワクしながら向かいました。まず、館内に入り、靴をロッカーに預け、カウンターでチケットを提示すると裏面にスタンプを押してもらえます。

 

<チケットの裏面>

 

温泉に入ると、初夏の風が心地よく、心身ともにリフレッシュできるのでオススメです。筆者の観戦の疲れが一気に吹き飛びました。

 

<洋風露天風呂で癒やされます>

 

施設は清潔で、地元客や観光客で賑わっていました。トロッコ列車「とうげのゆ駅」隣接でアクセスも便利。温泉に浸かりながら自然を満喫する時間は、ツアーの最高の癒しでした。

碓氷峠の森公園「峠の湯」は日帰り温泉施設で、裏妙義の山並みを望む露天風呂が魅力です。

泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。効能は、腰痛症、神経痛、打撲、筋肉痛、皮膚乾燥症、疲労回復、健康増進に効果的。普段では、50歳代を中心に20~70歳代の幅広い客層で、平日は地元客、土日祝は県外客で賑わいます。

峠の湯で味わう、もつ煮定食とかき氷

もつ煮定食(峠の湯)

<もつ煮定食>

 

温泉で癒やされた後はご飯を食べることにしました。2階のレストラン「峠の茶屋」で、チケットを提示すると、スタンプを押してくれて受付になります。食事券は「もつ煮定食」で固定でしたが、追加で他のメニューも注文できました。

 

<もつ煮が美味しそう! 写真提供:碓氷峠の森公園>

 

濃厚な味噌スープに柔らかく煮込まれた「もつ」がたっぷりで、ご飯が進みます!地元食材を使った漬物や小鉢は素朴な味わいで、旅の満足度を高めてくれました。

 

<ふわふわのかき氷が夏にぴったり!写真提供:碓氷峠の森公園>

 

そして、ラリー観戦や温泉で火照った体には、食後のふわふわかき氷がぴったり!ひんやりした甘さが体をクールダウン。安中のグルメを気軽に楽しむなら、峠の茶屋は外せません!

来年のラリーイベントに向けて、峠の湯の支配人・佐藤様からツアー参加者へ心温まるメッセージをいただきました。「ラリー観戦を通じて、碓氷峠に興味を持っていただけたら幸いです。碓氷峠はラリー以外の魅力もたくさんあります。機会があればぜひお立ち寄りください。」 

さらに、安中市観光機構の上原さんによると、今後も安中市でラリーが開催される際は、「余裕を持ったタイムスケジュールにしたり、ネット環境などのサービス面を充実させ、より快適にお客様に楽しんでもらえるツアーを目指します!」との嬉しい言葉をいただきました。

この時期はヤマビルに注意が必要ですので、虫よけ対策をしっかりして、頭文字Dの聖地でラリー撮影と温泉グルメを満喫しましょう!

 

ラリーイベント「モントレー2025」の旧碓氷峠SS撮影ツアーでは、ラリーカーを間近で見られる迫力に圧倒され、最高の一瞬を写真に収めることができて大満足でした。ツアーの最後には温泉で癒やされ、地元グルメを堪能。一日を通して、ここでしか味わえない充実した体験ができました。来年もまたこの碓氷峠に熱い戦いが戻ってくることを、今から楽しみにしています!

 

インフォメーション

一般社団法人安中市観光機構  

住所: 群馬県安中市松井田町横川441-6  
電話: 027-329-6203  

HP: https://www.antrip.jp/  

 

○ 旧道碓氷峠SS観戦ツアー

①『SS2をツアー専用の場所で観戦』 

※SS3は遊歩道アプトの道でフリー観戦:1名18,000円

②『SS3をツアー専用の場所で観戦』 

※SS2は遊歩道アプトの道でフリー観戦:1名18,000円

③『SS2&SS3をツアー専用の場所で観戦』:1名23,000円

料金に含まれるもの:峠の湯施設利用代金(入浴チケット・食事チケット・駐車スペース)、保険代、観戦ツアーガイド代、昼食(峠の釜めし)、モントレープログラム冊子

 

峠の湯

住所:群馬県安中市松井田町坂本1222  
電話番号:027-380-4000  
営業時間:10:00~21:00(最終入館20:30)  
休館日:第2・4火曜日(祝日の場合は翌日)

公式HP:https://usui-pass.com/

 

○ 施設入館料

大人 (中学生以上):3時間: 700円 6時間: 900円

終日: 1,000円 延長料金 (1時間毎): 200円

小人 (4歳~中学生未満):3時間: 500円 6時間: 600円

終日: 800円 延長料金 (1時間毎): 150円

 

○ 峠の茶屋(峠の湯2階)  

営業時間:平日11:00~19:00(ラストオーダー18:30)
土日祝 11:00~20:30(ラストオーダー20:00)  

 

ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)

タマル

群馬の魅力を発信する「タマルのぐん旅」ブログを運営。旅形式で県内の秘境や温泉、隠れた名店を綴っています。趣味は、県内の温泉巡りと地元グルメの食べ歩き。ロードバイクで挑む「榛名山ヒルクライム」や「まえばし赤城山ヒルクライム」で群馬の魅力ある自然を体感しています。