地域の魅力を再発見!観光サイクリング〜前橋赤城編〜 | 特集一覧 | 心にググっと観光ぐんま

地域の魅力を再発見!観光サイクリング〜前橋赤城編〜

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更新日: 2024年12月18日

■赤城山の自然を五感で堪能しよう

 「自転車のまち」として、日本有数のヒルクライム大会や、自転車を活用した観光事業に力を入れている前橋市。今回紹介する赤城山南麓エリアは、花の名所や観光農園、道の駅など豊かな自然を五感で堪能できるスポットが満載です。

出発点は、前橋観光の玄関口として2023年3月にオープンした「道の駅まえばし赤城」。観光案内所では、赤城山の坂道も軽々と登れる電動アシスト付スポーツ自転車「e-Bike」のレンタルを行っています。中・長距離ライドも安心の自動充電モデルから、女性でも扱いやすいコンパクトタイプ、今人気のファットバイクまで5種類をラインナップ。子ども向けには電動アシストなしのジュニアクロスバイクもあります。用途や好みに応じて選びましょう。ウェブサイトからの事前予約がおすすめです。(当日も空きがあれば貸出可能)

https://www.maebashi-cvb.com/spot/8811

 

「道の駅まえばし赤城 観光案内所」

前橋市田口町36 道の駅まえばし赤城内

027-212-0082

9:00〜18:00(貸出は16:30まで)

https://maebashi-akagi.jp/

 

■赤城山のシンボル大鳥居がお出迎え

 

県道4号線を赤城山に向かって登っていくと、大きな朱色の鳥居「赤城大鳥居」があらわれます。高さ21.3m、幅28m、柱の直径は1.7mもあり近くで見ると迫力満点。浅間山の大噴火や天明の大飢饉など世情不安が高まっていた1784(天明4)年、赤城山の鎮魂加護を記念して建設されたのが始まりです。現在の鳥居は1965年(昭和40年)に、市民から浄財を募って建てられました。「赤城神社一之鳥居(あかぎじんじゃいちのとりい)」と称されています。

 

「赤城大鳥居」

前橋市富士見町小暮205-4

 

■農園の絶景テラス席で手作りスイーツを堪能

赤城山南麓で無農薬にこだわり、ブルーベリーや栗、さつまいもを栽培している「はなぶさ有機農園」。収穫体験ができる他、農園に併設したカフェ「スイーツキッチン」ではパフェやクレープなど、旬の素材を贅沢に使ったスイーツが楽しめます。丹精込めて育てた素材の持ち味を生かすため、アイスクリームやソースも手作り。21種類のブルーベリーを栽培しており、品種ごとに異なる味わいが楽しめるのも農園直営のカフェならではです。

6月から9月にかけてたわわに実るブルーベリーは、春には白い花を咲かせ、秋には真っ赤に紅葉します。テラス席はそんな四季折々の農園風景に加え、前橋市街地が一望できる特等席。

1.5kmほど離れた場所には姉妹店「ALM(アルム)」があり、こちらではカレーやホットドックなど有機野菜を用いたランチもいただけます。

 

「はなぶさ有機農園 スイーツキッチン」

前橋市嶺町1097−5

11:00〜16:00、火曜定休、冬季不定休

027-212-0193

https://hanabusa-farm.net/

 

■一度食べればやみつきに。群馬のソウルフード「焼きまんじゅう」

 

農産物直売所、公園、日帰り温泉施設からなる「道の駅ふじみ」。農産物直売所「風ラインふじみ」は、前橋・富士見町周辺で収穫された新鮮野菜を求める人で賑わいます。軽食コーナー「ふれあい工房」にはテラス席があり、サイクリングの小休憩にぴったり。うどんやコロッケなど、地元の食材を生かした手作りの味が楽しめます。いちおしは、群馬名物「焼きまんじゅう」。タレの焦げる香ばしいかおりが食欲をそそります。ふかふかのまんじゅうに、ちょっぴり甘めの自家製味噌だれがよく絡みクセになる美味しさ。串から外して提供してくれるので、食べやすいのも嬉しいポイントです。

 

道の駅ふじみ 農産物直売所「風ラインふじみ」

前橋市富士見町石井1560-40

027-288-5422

9:00〜17:00

木曜定休

https://kazelinefujimi.sakura.ne.jp/

 

■歴史ある花寺で、七不思議伝説を探訪

 

大同2年(807年)に勝道上人が開創した天台宗のお寺「珊瑚寺」。花寺としても知られ、ツツジ(4月下旬〜5月上旬)、アジサイ(6月中旬〜7月上旬)、ヒガンバナ(9月中旬〜下旬)など四季折々の花が目を楽しませてくれます。特に春に咲き誇る100本のソメイヨシノは圧巻。境内には場所を動かしても石穴の中に戻ってしまう「穴薬師」や、日照りでも大雨でも水位が変わらない「鏡池」、この木の枝で作った箸で食事をすると母乳の出が良くなるという「乳房の銀杏」など七不思議の伝説があるので、探しながら散策するのも楽しいでしょう。

精緻な彫刻が施された地蔵堂も見どころの一つ。群馬県で唯一、中国に伝わる霊獣「白澤(はくたく)」の彫刻を見ることができます。

 

「珊瑚寺」

前橋市富士見町石井1227

027-288-3503

*花の開花状況など最新情報は珊瑚寺のフェイスブックやインスタグラムでチェック

 

■レトロ自販機・ゲーム機がずらり。昭和時代にタイムスリップ

珊瑚寺のすぐお隣、国道353号線沿いにあるドライブイン「オレンジ353」は、昭和を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮な体験が楽しめるスポット。店内に入れば、ドリンクやお菓子の自動販売機がずらりと並び、レトロな雰囲気を醸し出しています。今ではなかなかお目にかかれない「うどん・そば」の自販機があり、こちらを目当てにわざわざ遠方から訪れる人も。お金を入れてボタンを押せば25秒で熱々の天ぷらうどん・そばが出てきます。

クレーンゲームやスロットが並ぶゲームコーナーも併設。稼働していない機械もありますが、眺めているだけでノスタルジックな気分に浸れます。

 

「オレンジ353」

前橋市富士見町石井1233

24時間営業

 

■サンゴライトの湯でリフレッシュ

観光案内所でe-Bikeを返却したら、「道の駅まえばし赤城」内にある日帰り温浴施設「まえばし赤城の湯」で汗を流しましょう。暖簾がかかった入り口や、番台風の受付など、昭和の銭湯を思わせる雰囲気が漂います。ミネラル成分を豊富に含んだサンゴライトバスソルトの湯に浸かれば、まるで化粧水をつけたかのようにしっとり&もちもちのお肌に。日本で唯一の女性銭湯ペンキ絵師・田中みずきさんが描いた赤城山の背景画を眺めながらの入浴は、心も身体も癒してくれます。

 

「まえばし赤城の湯」

前橋市田口町36 「道の駅まえばし赤城」内

027-233-0075

9:00〜22:00(入館は21:30まで)

https://maebashi-akagi.jp/

 

群馬県の公式YouTubeチャンネル「tsulunos」では、山本一太知事のサイクルツーリズム体験旅の動画を公開しています。ぜひご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=2BP8GAeseE4