群馬で楽しむ絶景夜景6選

群馬県庁展望ホール_夜景(前橋市)

更新日: 2024年03月26日

自然豊かな温泉大国のイメージが強い群馬県。

そんな群馬県にも、思わずため息がもれる絶景夜景スポットが数多く存在するのをご存じですか?最新技術を駆使した壮大なイルミネーションは圧巻で心躍りますが、人々の生活の営みが生み出す夜景は心に染みてどこかロマンチックですよね。

今回は、数ある絶景夜景の中から厳選した6カ所をご紹介します。

群馬県庁展望ホール(前橋市)

 

地上33階建てにして高さ約154m、東京都庁舎に次ぐ超高層ビルであると同時に、県庁舎としては日本一の高さを誇る前橋市の「群馬県庁舎」。

その地上127mにある32階展望ホールから一望する前橋市街の夜景はまさに宝石箱のよう。世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー(Trip Adviser)」の「2018年エクセレンス認証」にも認定された折り紙付きの夜景スポットです。

しかも展望ホールは入場無料で、毎日22時まで一般開放という粋な計らい。行かない手はないですよね!

 

 

ちなみに、県庁舎ビルの隣にたたずむ昭和レトロな洋風建築は、昭和3年(1928年)に建設、平成11年(1999年)まで群馬県本庁舎として活躍した「昭和庁舎」。国の登録有形文化財に登録された貴重な歴史遺産でありながら、現在は会議室や展示室などに利用されるなど、開かれた文化財として親しまれています。

そんな昭和庁舎も日没から22時までライトアップされ、さらに「○○の日」や「XXデー」などイベントがある日にはシンボルカラーのライトアップが施されることも。異なる表情で楽しませてくれる昭和庁舎もぜひお見逃しなく。

 

【インフォメーション】

群馬県庁展望ホール
〒371-8570 群馬県前橋市大手町1-1-1 群馬県庁32階 南フロア
TEL:027-223-1111(代表)
利用時間:8:30~22:00(平日)/9:00~22:00(土日祝日)※県庁舎への入館は21:45まで
入場無料
アクセス:車の場合、関越自動車道「前橋IC」から国道17号経由で約10分、電車・バスの場合、JR両毛線前橋駅下車、バス約6分
https://www.pref.gunma.jp/page/1023.html

観音山みはらし台公園(高崎市)

 

高崎市のシンボルで知られる、高さ約42mの巨大観音像「白衣大観音」。その観音様がおわす観音山中腹に横たわるのが「観音山みはらし台公園」です。ここもまた、地上の星を楽しめる絶景夜景スポットとして知られています。

当園の一番のポイントは、車窓からでも夜景が楽しめること。公園に隣接する霊園入口への急坂脇にある駐車スペースから、車に乗ったまま鑑賞できるのです。とりわけ、その急坂をゆっくり下りながらフロントガラスいっぱいに広がるパノラマ夜景は、浮遊感も手伝って格別。

なお、当園までの道はかなり狭く、急勾配の坂も多いため、運転には細心の注意が必要です。また、突き当りの霊園は関係者以外立ち入り禁止となっています。併せてご注意ください。

 

【インフォメーション】

観音山みはらし台公園
〒370-0864 群馬県高崎市石原町
アクセス:車の場合、関越自動車道「高崎IC」より県道27号経由で約30分
電車・バスの場合、JR高崎駅西口より市内循環バス「ぐるりん」観音山線・片岡・観音山コース【下り】に乗車で約19分、「観音山頂」バス停下車より徒歩約5分

四万温泉 積善館(中之条町)

 

温泉大国・群馬を代表する温泉地の一つ、四万(しま)温泉。その四万温泉でもっとも歴史ある老舗旅館が「積善館(せきぜんかん)」です。

多くの文人墨客、時の政治家から愛された元禄7年(1694年)創業の湯宿は、本館含め建物の多くが日本最古の湯宿建築として国や県の文化財に指定されています。

そして何より、この朱色が鮮やかな慶雲橋と本館の佇まいが、あのジブリの名作『千と千尋の神隠し』のモデルの一つになったとして注目を集め、今では人気の撮影スポットとなっています。

 

 

ちなみに、積善館から徒歩約3分、四万温泉を流れる清流「四万川(しまがわ)」沿いに作られた夜景スポット「四万灯り(しまあかり)」もオススメ。中之条町が開催する国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ」のアーティストと四万温泉の住民が共同で作り上げた竹燈籠による灯りで幻想的な森の小径が楽しめますよ。

 

【インフォメーション】

四万温泉 積善館
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉4236
TEL:0279-64-2101
アクセス:車の場合、関越自動車道「渋川伊香保IC」より国道353号経由あるいは中之条経由で約60分、電車・タクシーの場合、JR吾妻線中之条駅より関越交通バス・四万温泉線「四万温泉行」にて終点まで約40分、バス停から本館まで徒歩約1分
https://www.sekizenkan.co.jp/

草津温泉の湯畑(草津町)

 

「草津良いとこ一度はおいで~」の歌や「湯もみ」ショーでおなじみの草津温泉。

その草津温泉のシンボルで知られるのが、地表に立ち上る温泉湯けむりと木桶が並んだ「湯畑(ゆばたけ)」です。

湯畑とは、温泉の成分である「湯の花」の採取や源泉の湯温を調節する役割を担った施設のこと。草津温泉の湯畑の周囲には石畳と遊歩道、足湯や手湯、白根山ベンチが設けられ、湯上りの散策が楽しめるようになっています。

そんな湯畑もまた日没後にはライトアップがはじまり、日中とは異なる幻想的な姿を披露してくれます。

 

 

オススメなのは、湯畑前の丘に建つ「光泉寺(こうせんじ)」。

「日本温泉三大薬師」で知られるお寺のありがたいご利益にあやかれるほか、暗闇に浮かび上がる五重塔のライトアップ、そしてご参道の階段からは湯畑が一望できますよ。

 

【インフォメーション】

草津温泉の湯畑
〒377-1711群馬県吾妻郡草津町草津28
TEL:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
ライトアップ時間:日没後~25時まで
アクセス:車の場合、関越自動車「渋川伊香保IC」より国道145号経由、草津方面へ約1時間20分、または上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」より中軽井沢経由、草津方面で約1時間半
電車・バスの場合、JR吾妻線長野原草津口駅下車、JRバス・草津高原線「草津温泉バスターミナル行」にて終点まで約25分
https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/

富士見峠(榛東村)

写真提供:榛東村

 

前橋市北西部、上毛三山の一つに数えられる榛名山(はるなさん)。その山麓の榛東村(しんとうむら)に位置する群馬県屈指の夜景の名所が「富士見峠」です。

標高約700mの峠に設けられた車3台ほどの駐車スペースから、このまばゆい関東平野のきらめきを一望できます。さらに、天候次第では星空とのコラボも楽しめるおまけ付き。

そして、こちらもまた、車内から夜景が楽しめるスポットとして、ロマンチックな夜を過ごしたいカップルなどにひそかに人気だそう。

なお、冬季は積雪状況により富士見峠へつながる各林道が通行止めとなる場合があります。ご注意ください。

 

【インフォメーション】

富士見峠
〒370-3505 群馬県北群馬郡榛東村上野原
TEL:0279-26-2559(榛東村役場 産業振興課)
アクセス:車の場合、関越自動車道「前橋IC」から県道25号経由で約30分
https://www.vill.shinto.gunma.jp/

西部工業団地緑地(太田市)

 

日中は無機質で殺風景な工場も、ひとたび日が落ちれば、そこは近未来都市のようなネオン輝く「工場夜景」。

工場夜景というと、川崎や倉敷、四日市など臨海部で見られるイメージですが、実は「海なし県」群馬にも意外と多いというのをご存じですか?

その一つが、太田市にある「西部工場団地緑地」。工場は、米国に本社を構えるシリコーン素材のグローバル製造メーカーの「モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社」。24時間眠らない工場夜景を、隣接する緑地からゆったり鑑賞できます。

 

 

工場西側の緑地には木々の生い茂るポイントが数カ所あるものの、比較的視界が開け、夜景観賞には最適です。なお、一番のおすすめスポットは、道を挟んで隣接する中央公園との交差点付近。広めにとられた歩道から安全に鑑賞できますよ。

 

【インフォメーション】

西部工業団地緑地
〒373-0847 群馬県太田市西新町132
TEL:0276-32-6599(太田市役所 花と緑の課)
アクセス:車の場合、北関東自動車道「太田桐生IC」より約22分
https://www.ota-iparks.jp/industrial_park/park3.html