春の癒しスポット!前橋の広瀬川で可憐な桜をゆったり鑑賞【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】
広瀬川河畔緑地とは?
前橋市千代田町の広瀬川河畔緑地は、中心市街地にありながら自然豊かな癒しの散策スポットです。遊歩道のすぐ側で綺麗に水が流れる広瀬川や、涼しげなしだれ柳の並木道、萩原朔太郎の詩碑など見どころが多く、落ち着いた雰囲気の中で散策が楽しめます。
また、この広瀬川付近はアニメ『前橋ウィッチーズ』の聖地としても人気。前橋市を舞台に、魔女を目指す5人の女子高生が商店街の閉じたシャッターから入れる魔法の花屋を拠点に人々の願いを叶えながら、自分たちの悩みや弱さを克服し、成長していくアニメです。広瀬川沿いの遊歩道や桜並木などが作品のシーンに登場するので、ファンによる聖地巡礼も行われています。
交水堰の迫力ある水の流れと新緑
筆者が訪れたのは3月下旬。ちょうど芽吹いたばかりの柳と、満開の桜が重なるタイミングでした。広瀬川沿いを歩いていくと、ひときわ目を引く印象的なスポット「交水堰(こうすいぜき)」が見えてきました。
ここは明治時代の製糸工場『交水社』に水を引いていたことに由来する場所で、今も広瀬川を象徴する歴史ある景観として親しまれています。元々は江戸時代の「十五本堰」を改修したものだそうで、白く泡立ちながら流れる急流は、近くにいるだけで夏でも涼しさを感じるほどの迫力があります。
今回は、堰の白い水の流れをバックに満開の桜を撮影することにしました。この共演が一緒に収まる姿は素敵で「この瞬間を撮りたかったんだ」と納得のいく写真を撮ることができて嬉しかったです。

<広瀬川の名所である堰を、桜が彩ります>

<前橋の春が凝縮されたような景色を収めました>
筆者は、心地よい水の音に包まれて川沿いを進むうちに、日々の忙しさを忘れて心身ともにリフレッシュされ、いつにも増して気分良く散策を楽しむことができました。

<柳の新緑を背に、淡い桜が主役として輝く広瀬川らしい春の一枚>
春の広瀬川で癒しのひととき
堰から少し歩みを進めると、風情ある「絹の橋(きぬのはし)」へと辿り着きました。

<「絹の橋(きぬのはし)」。華やかな装いを見せてくれます>
歩行者の邪魔にならないよう周囲に配慮しつつ橋の上に立つと、そこには桜の淡いピンクと柳の新緑が織りなす、この時期だけの特別な色彩が広がっています。

<橋の上からだと、可憐な桜を間近に感じられます>
この橋の上は、先ほど通り過ぎた堰を遠望できる絶好のフォトスポットでもあります。レンズをズームすれば、勢いよく流れる水の白さと、それを取り囲む春の柔らかなコントラストを、また違った迫力で切り取ることができました。

<周囲に配慮しつつ撮影。橋の上から先ほどの堰を見渡します>
また、ここはアニメ『前橋ウィッチーズ』第1話で、ヒロインたちが反省会をしたシーンの舞台でもあります。「あの場面はこのあたりだったな」と作品の世界観に思いを馳せながらシャッターを切る時間は、聖地巡礼ならではの楽しみです。
朔太郎橋で春の散策を締めくくる
散策の締めくくりに訪れたのは「朔太郎橋(さくたろうばし)」の周りに咲き誇る満開の桜と柳です。春ならではの色彩豊かな共演は美しく、心ゆくまでシャッターを切ることができました。
この橋の名は、前橋が生んだ近代詩の父・「萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)」に由来しています。広瀬川のほとりは、かつて朔太郎が散策し、数々の詩作のインスピレーションを得た場所。

<「いとほしや、春のまひるどき」。この橋で桜を見ると、朔太郎の詩「櫻(さくら)」の一節を思い出します。>
なかでも詩「旅上(りじょう)」の一節に思いを馳せながら歩くと、いつもの風景がより一層深く、情緒豊かなものに感じられます。

<レンガに刻まれた、朔太郎の詩「旅上」>
美しい風景の中に、街の歴史や物語がふわりと溶け合う広瀬川。筆者は今しか見られない満開の桜をゆったりと鑑賞し、心穏やかな春のひとときを締めくくりました。
前橋の広瀬川河畔緑地は、新緑の柳が綺麗な癒しの散策スポットです。「交水堰」の力強い水音や、「絹の橋」で出会える桜と柳の美しい共演、そしてアニメの舞台としての横顔など、歩くたびに新しい発見があります。春はぜひ広瀬川でゆったりとした散策を楽しんでみませんか。
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タマル