群馬で工場見学!小学生におすすめしたい4つの施設はここ
更新日: 2026年03月31日
群馬県は産業観光がとっても盛んなことで知られています。なかでも地域産業の歴史を学んだり、ものづくりの心に触れられる工場見学は、普通の観光地巡りとはひと味違って、訪れる人の“知りたい”を刺激してくれます。
この記事では、群馬県内に数ある見学可能な工場のなかでも、とくに小学生の子連れファミリーにおすすめしたい工場を3つピックアップ!子どもにも分かりやすい新展示が話題のミュージアムも加えた4施設をご紹介します。
子どもから大人まで楽しめる群馬の工場見学、ぜひ体験してみてください。
【目次】
- 子ども向けグッズのお土産も!「AGF関東工場」
- 子どももマニアも自動車に夢中!臨場感あふれるバーチャル見学もすごい「スバル矢島工場」
- アットホームな雰囲気&試食が嬉しい「味の素冷凍食品株式会社 関東工場」
- 2025年新設の新展示に注目!製粉技術と歴史が学べる「製粉ミュージアム」
- 他にもたくさん!群馬県で楽しめる工場見学のまとめ
1. 子ども向けグッズのお土産も!「AGF関東工場」
まずは「AGF関東工場」。太田市にあるAGF関東工場は、「ブレンディ®」のインスタントコーヒーや「ブレンディ®」スティックシリーズ、「ちょっと贅沢なコーヒー店®」シリーズなど家庭でもおなじみの製品を製造している工場です。一般向けの工場見学は月3回ほどですが、その他にも学校向け等の一般団体の工場見学、夏休みや群馬県の県民の日、特定の土曜などに親子見学会も開催されています。特に小学生の受け入れに定評があり、子どもたちがじっくり楽しめるよう工夫された内容が印象的です。
工場見学(個人で参加する場合、親子見学会)は、コーヒーがどうやって作られるかの説明を聞くところからスタート!その間、自由にAGF製品の飲み比べをしながら説明を聞けるので、子ども達も飽きずにしっかりと説明を聞くことができます。

その後、実際に製造ラインの見学へ。包装工程を中心に見学できます。工場の稼働状況によって違いますが、私たちが見学した日は「ブレンディ®」スティックのミルクティーを作っていました。目の前で「ブレンディ®」スティックがどんどん袋詰めされて、箱詰めされていく様子には大人もびっくり!ロボットの活躍ぶりに小学生たちからも歓声があがります。
また、いつも口にしている飲み物が、衛生的にしっかりと管理された安全性の高い環境の中で生産されていることを実感できました!
製造ラインの見学の後にはコーヒー豆を挽くミル挽き体験、「ブレンディ®」のインスタントコーヒーと他の製品を水で溶かしてみる溶け比べ体験も。特殊な製法で作られている「ブレンディ®」のインスタントコーヒーは水に入れた瞬間に溶け始めます!これなら夏場にアイスコーヒーを作るのも楽々ですね。
工場見学の記念として、「ブレンディ®」スティックの中から好きなものを5本選んでお土産に。その他、マスコットキャラクターであるビーン太くん®のボールペンやノート、シールといったグッズもいただけます。子ども向けのパンフレットもあります!
また、地域限定の商品をお土産として購入できたり、撮影ブースで記念撮影ができたりと、参加者だけが楽しめる内容も充実しています。「AGF関東工場」はオンラインでの工場見学も実施しているので、「現地に行くのは難しい…」という小学校の先生方も注目の施設です。
■「AGF関東工場」の詳細情報
所在地: 群馬県太田市世良田町1588-16
公式サイト:https://agf.ajinomoto.co.jp/company/kanto/
個人見学日:月~金曜日
※親子見学会
月1回の指定土曜日(申込みページの実施日カレンダー参照)
見学所要時間:約90分(10:00~12:00/13:00~15:30)
見学料金:無料
問い合わせ:電話 0276-52-7100
■個人での工場見学/親子見学会の予約方法
公式サイト内「予約ページ」より見学希望日の10日前までに申込み(見学希望月の2か月前の1日から予約開始/先着順)
※親子見学会の実施日は申込みページの実施日カレンダー参照
詳細は以下をご参照ください。
https://agf.ajinomoto.co.jp/enjoy/factory_tour/form/kanto
2. 子どももマニアも自動車に夢中!臨場感あふれるバーチャル見学もすごい「スバル矢島工場」
次にご紹介するのは同じく太田市にある「スバル矢島工場」。レガシー アウトバック、インプレッサ、クロストレック、フォレスターという人気の4車種を製造しています。工場見学の窓口となるのはスバルビジターセンター。工場見学参加者はまずこのビジターセンターに集合し、スバル矢島工場についての説明や自動車製造について分かりやすくまとめられた映像を見ます。
そしてVRゴーグルを装着してのバーチャル工場見学も!プレス、溶接、組立、塗装、完成検査という5つの工程をバーチャルで見学していきます(約10分)。溶接作業の際の火花が目の前で散る様子や、自分のすぐ横を通って車体が塗装のプールにゆっくりと沈んでいく様子など、思わず声をあげてしまうような臨場感がすごい!VRゴーグルの使用が初めてでも、事前にしっかり説明をしてくれるので安心して楽しめました。
また、場所を生産工場内に移し最終組立工程の見学ができるのもポイント。作業スペースよりも少し高い位置にある見学通路から見下ろすように、車が組み立てられていく様子を実際に見学できます(約20分)。見学の際は注意事項をしっかり守り、安全に配慮しながら見学しましょう。
スバルビジターセンターは展示も充実。工場見学参加者はもちろんこの展示も見ることができます。スバルの歴史を彩る往年の名車、終戦直後に作られたというレトロなバスが展示されている「展示ホール」、スバルの歩みやエンジンなどが並ぶ「SUBARUギャラリー」と思わずカメラのシャッターを切りたくなる貴重な展示が続きます。
また「安全技術ギャラリー」には、人間の目と同じ働きで事故回避や運転負荷軽減を実現している「アイサイト」についての展示や、シートベルトの必要性が伝わる映像展示も。このように安全教育にも役立つ展示がある点も、小学生におすすめしたいポイントです。
スバルの前身は、大正から昭和にかけて航空機を製造していた中島飛行機。中島飛行機は終戦後に解体されましたが、そのものづくりの精神はスバルに受け継がれ、今も息づいています。現在も栃木県の宇都宮工場では航空機の製造を行っており、ビジターセンターの外にある、航空自衛隊の練習機として活躍した「T-1」実機展示も見逃せません。
■「スバル 矢島工場」の詳細情報
所在地: 群馬県太田市庄屋町1-1
公式サイト:https://subaru-factory.resv.jp/(スバルビジターセンター)
個人見学日:平日
見学所要時間:約1時間45分(10:00~12:00/13:00~15:30)
見学料金:無料
問い合わせ:電話 0276-48-3101(スバルビジターセンター)
■個人での工場見学の予約方法
公式サイト内「予約ページ」より予約希望日の60日前午前10時から予約開始
※イベント実施時は別途申込みページを参照(不定期開催)
詳細は以下をご参照ください。
https://subaru-factory.resv.jp/
3. アットホームな雰囲気&試食が嬉しい「味の素冷凍食品株式会社 関東工場」
続いては、邑楽郡大泉町にある「味の素冷凍食品 関東工場」。こちらでは子ども達にとってもおなじみの冷凍ギョーザだけでなく、「ザ★®シュウマイ」や業務用スイーツなどを製造しています。お弁当で活躍するカップに入ったエビのグラタンもこの工場で作られているんですよ。
まずは、冷凍食品って何?という点や工場についての説明を聞き、さっそく製造ラインの見学へGO!製造ラインに沿ったガラス張りの長い通路を歩きながらの見学です。この日はホテル等で利用されるベリーのケーキを製造していました。製造がストップしている場合でも、映像を使って工程をわかりやすく説明してくれるので安心です。
ギョーザの製造ラインも見学可能で、デザートの工程とあわせて見ることができます。どの工程も、見学者の予想をはるかに超えるしっかりとした衛生管理、安全管理がなされています。
生地を焼いたり、クリームを塗ったり、ベリーを並べ整えるなどの工程を見学しながら驚いたのは、見学者を見かけると工場で作業をしているスタッフの皆さんが笑顔で手を振ってくれること。真剣に作業しながらも、見学者を歓迎してくれる姿を見てとても嬉しくなりました。案内板などもかわいらしい手作りのもので、とてもアットホームな雰囲気です。
味の素冷凍食品 関東工場では16か国970人(※2026年3月現在)のさまざまな国籍のスタッフが働いているのだとか。畳の休憩室があったり、サラダバーを無料で提供していたりと、働いているすべての人達がより健康で快適に仕事に取り組めるようにという配慮が、見学から垣間見られました。
原料検査、製品検査といった食の安全に直結する検査業務も見学通路から見学できます。食品系の工場見学ではあまり公開されない微生物検査も見られるのはとても貴重な機会ですね。
また、異物混入を防ぐためにさまざまな工夫が施された調理服についての展示や説明も分かりやすい!安全な冷凍食品を食べられるのはこういったたくさんの工夫のおかげなのだと、大人も大満足の内容でした。
そして工場棟から戻ると、製品検査でも実施している「五味テスト」にチャレンジ!この五味テストは、3つのコップの水を飲んでみて塩味とうまみが含まれるものを当ててみましょう、というもの。見学者用に分かりやすくアレンジしてくれているとはいえ、なかなか難しい……ご家族でぜひ挑戦してみてください。
子どもたちが大喜びなのは、最後の試食です。ギョーザ、「ザ★®シュウマイ」とデザートをいただきました!少し前にSNSで大きな話題となった「フライパンチャレンジ」をもとに作られた専用フライパンでギョーザを焼いて試食ができます。
水なし、油なし、凍ったままフライパンに並べてOKと、誰が作っても美味しくできるのが魅力の味の素の冷凍ギョーザですが、実際に製造される様子を見た直後に、工夫がたくさん詰まった専用フライパンで焼いてもらうといつもより美味しく感じました!
■「味の素冷凍食品㈱ 関東工場」の詳細情報
所在地:群馬県邑楽郡大泉町吉田1222番地
公式サイト:https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/kengaku/ar
見学日:月~金曜日、工場稼働日の祝日を含む(土、日及び指定休日を除く)
見学所要時間:約2時間(9:30~11:30)
見学料金:無料
問い合わせ:電話 03-6367-9011/メール ffa_koujoukengaku@asv.ajinomoto.com
■個人での工場見学の予約方法
公式サイト内「工場見学受付システム」より見学希望日の14日前までに申込み(約1ヵ月前から予約開始/先着順)
詳細は以下をご参照ください。
https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/kengaku/ar
4. 2025年新設の新展示に注目!製粉技術と歴史が学べる「製粉ミュージアム」
最後にご紹介する「製粉ミュージアム」は、いわゆる“工場見学”とは毛色が異なりますが、群馬県の観光産業に欠かせない小麦粉製造の歴史を身近に感じられるので、ぜひ小学生に訪れてほしい施設。こちらはJR館林駅西口からすぐの場所に位置するという好立地です。
ミュージアムの開館にあわせて建設された新館と、かつて事務棟として使用されていた本館から構成されており、小麦や小麦粉についてのさまざまな知識を、見て、体感しながらわかりやすく学べます。予約不要で見学可能なので、急な旅行でも訪れやすいです!
小麦を砕くロール機などの製粉機械の展示のほか、製粉技術をわかりやすく学べるモニターも設置されています。各工程を表したミニチュア模型を所定の場所に置くと、その工程の解説動画を視聴できる「製粉工場パノラマシアター」は、模型からイメージを膨らませながら学べるため、子どもたちにも人気の展示です。
注目したいのは、2025年に新設された「原料小麦の精選」コーナー。小麦から不純物を取り除く精選工程をクイズ形式で学べます。クイズに挑戦することで、楽しみながら精選についての理解を深められる展示となっています。この新展示が増えたことで、群馬県で発展した製粉業について、子ども達がより興味を持つことでしょう。
本館では、日清製粉の創業から現在に至るまでの歩みを学べます。明治期に建てられた建物は、歴史を感じさせる外観や内装にも注目です。
また、敷地内に広がる日本庭園は、のんびりと散策を楽しめる憩いの空間となっています。春には本館のそばで桜が美しく咲き誇り、季節の彩りを添えます。
庭園内には休憩棟も設けられており、見学の合間にひと息つく場所としても利用できます。
■「製粉ミュージアム」の詳細情報
所在地:群馬県館林市 栄町6-1
公式サイト:https://www.nisshin.com/museum/main.html
開館時間:10:00~16:30(入館は16時まで)
入館料:大人200円/小人(小・中学生)100円
問い合わせ:電話 0276-71-2000
5. 他にもたくさん!群馬県の工場見学のまとめ
群馬県で楽しめる、小学生連れのご家族におすすめの工場見学、いかがでしたか?
どの施設も子どもの視点で見ても楽しめる要素、学びになる要素がたくさんあって、普通の観光旅行では得られない経験になるでしょう。
群馬県内には今回の記事でご紹介した施設以外にも、工場見学が楽しめる施設があります。それぞれ別の記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらもあわせせて読んでみてください。
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群馬県で盛んな産業観光、ぜひご家族みんなで工場見学を楽しんでくださいね!