群馬を代表する銘菓ガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」の本社工場「シャトー・デュ・エスポワール」を見学 【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

ガトーフェスタ ハラダ

更新日: 2025年08月01日

群馬を代表する銘菓のひとつに「ガトーフェスタ ハラダ」のガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」があります。高崎市にあるその本社工場「シャトー・デュ・エスポワール」では、無料でその製造ラインを見学できます。その見どころを紹介します。

本社工場「シャトー・デュ・エスポワール」

ガトーフェスタ ハラダ(本社工場)

<「ガトーフェスタ ハラダ」の本社工場>

 

「ガトーフェスタ ハラダ」の工場は、本社工場「シャトー・デュ・エスポワール」の上階にあり、そこに「工場見学ギャラリー」も設けられています。20名以上またはバスでお越しになる方以外は予約不要です。

ギリシャ建築のような列柱が立ち並ぶエントランスに入り、まずはフロントで工場見学の受付をします。このときにお土産として、定番のガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」、オリジナルシール、パンフレットの3点がもらえます。パンフレットには、この工場でグーテ・デ・ロワができるまでの工程がイラスト入りでわかりやすく解説されています。

 

<工場見学の受付でもらえるお土産>

バーナーで炙った「グーテ・デ・ロワ ブリュレ」を試食

小麦粉

<アメリカ産、カナダ産をブレンドした小麦粉の他、群馬限定のガトーラスクに使用される群馬県産の小麦粉も>

 

工場見学の受付を済ませたら、エレベーターで4階の「工場見学ギャラリー」に上がります。すると、窓ガラスの向こうにたくさんの小麦粉が山積みになっていました。この工場では、これらの小麦粉を使用し、ガトーラスクの素となるフランスパンを焼く工程から行っているそうです。

 

<その場でバーナーで炙って提供>

 

その先には試食コーナーがありました。オーブンで焼く前のグーテ・デ・ロワをバーナーで炙った「グーテ・デ・ロワ ブリュレ」を無料で提供しています。

 

<グーテ・デ・ロワ ブリュレ>

 

ふわりとした食感の中にバターの風味と砂糖の甘味が染み込んでおり、焦げ目のほのかな苦味もそこに絶妙にマッチしています。こんなに美味しいものが無料でいただけるなんて! と感激してしまいました。この工場見学でしか食べられない非売品だそうです。

 

<ドリンクバーも無料>

 

試食コーナーには無料のドリンクバーもあります。コーヒー、紅茶、麦茶などを提供しています。

ドイツ製のロボットが凄まじいスピードでガトーラスクを選別

商品サンプル(ラスク)

<商品サンプルがズラリ>

 

階段で3階に下りると、通路の左側は窓ガラス越しにガトーラスクの製造ラインを見学できるようになっており、右側には同社の商品サンプルがズラリと並んでいました。

 

<オイルカットラスク「グーテ・デ・ロワ レジェ」>

 

<ガトーサブレ「グーテ・デ・プリンセス」>

 

<ビスキュイ・ド・クグロフ「グーテ・デ・マリー・アントワネット」>

 

製造ラインで思わずじっと見入ってしまったものがありました。ラインを流れてくるたくさんのガトーラスクの上で、ロボットのアームがヒュン、ヒュン、ヒュン……と凄まじいスピードで動いています。これはドイツ・シューベルト社製のロボットで、ガトーラスクの形状、大きさ、焼き色を瞬時に判断し、合格品だけをピッキングして2枚重ねにしているのだそうです。人間にはとても真似できない、この神業のようなスピードは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

ちなみに、ここで弾かれたガトーラスクは、「グーテ・デ・ロワ/割れお徳用」として「ガトーフェスタ ハラダ 通信販売」、「中山道店シャトー・デュ・ローブ」、「ららん藤岡店」、「スズラン百貨店 前橋店」、そして、この本社工場の隣にある「本館シャトー・デュ・ボヌール」で販売しているそうです。

「本館シャトー・デュ・ボヌール」にはここだけの限定商品も

本館シャトー・デュ・ボヌール

<本館シャトー・デュ・ボヌール>

 

工場見学のあとは、隣の直営店「本館シャトー・デュ・ボヌール」でショッピングしていきましょう。この直営店だけの限定商品や、群馬県産の小麦粉を使用した群馬エディションのガトーラスクも販売しています。

 

<群馬限定商品「グーテ・デ・ロワ 群馬エディション」>

 

<直営店限定商品「シフォンケーキ フォーユー」>

 

<グーテ・デ・ロワ/割れお徳用>

 

「グーテ・デ・ロワ/割れお徳用(税込486円)」を購入しました。小さな穴が空いていたり、少し欠けていたりするものもありますが、サクサク食感の上品な甘さで、味は通常のものとまったく遜色ありませんでした。コスパ重視の方におすすめです。

 

製造ラインも見応えありましたが、試食品のグーテ・デ・ロワ ブリュレはこれを食べるためだけでも訪れる価値あり! といっても過言ではない美味しさでした。見学は無料で、個人なら予約も不要ですので、ぜひ気軽に訪れてみてください。

 

※掲載されている内容、商品価格は2025年5月の取材時点のものです。

 

インフォメーション

ガトーフェスタ ハラダ 本社工場 シャトー・デュ・エスポワール「工場見学ギャラリー」

住所:群馬県高崎市新町1207
電話:0120-060-137(月〜金10:00〜17:00、20名以上またはバスでご来館のお客様は要予約)
営業時間:10:00~17:00(最終受付は16:40)
定休日:日曜、1月1日
料金:無料

 

ガトーフェスタ ハラダ 本館シャトー・デュ・ボヌール

住所:群馬県高崎市新町1207
電話:0274-43-1100
営業時間:10:00~19:00
定休日:1月1日

 

小林ていじ

小林ていじ

群馬県館林市出身のフリーライター。海外をふらふらと放浪するのが好きで、旅の記事をもっとも得意とする。現在は日本にいるが、また海外に出てずっと旅して暮らしたい。