新春行事 高崎市吉井中央公園「第3回新春バードショー」【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】
静かな朝から一転。たくさんの皆さんが詰めかけた新春の舞台
<本日の舞台 吉井中央公園>
高崎市吉井中央公園は、3年前にオープンしたばかりの新しい防災公園です。広々とした芝生広場や立派な野球場を備えた園内は、隅々まで綺麗に管理されており、訪れるだけでも清々しい気持ちになれます。早朝には近隣の方がランニングや散歩を楽しむ穏やかな光景が見られますが、この日の朝は開催されるバードショーの準備が進められていました。

<広々とした広場で準備が始まります>
期待に胸膨らむショー直前のひととき。鳥たちとの触れ合いに歓声も
開演が近づく9時過ぎ、青空の下の高崎市吉井中央公園には、続々と親子連れが集まり始めました。ショーが始まる前、会場には鳥たちと子どもたちが間近で触れ合える貴重な時間が流れていました。
驚いたのは、これから大空を舞う猛禽類たちが、出番を前に非常に落ち着いた様子で佇んでいたことです。鋭いくちばしや爪を持ちながらも、静かに観客を迎え入れるその姿からは、鳥たちの賢さと、パートナーとの深い信頼関係が伝わってきました。
バードショーを取り仕切る「上州猛禽会」について特筆すべきは、これが営利を目的とした団体ではないという点です。実は、現役の群馬県庁職員が、個人としてお一人で活動を続けているものなのです。


<侍のような佇まい>
実際に鳥の背中にそっと触れた子どもたちからは、驚きと感動の声が次々と上がります。 「ふわふわしていて、すごく暖かい」「羽がツルツル、スベスベしてる」。見た目の凛々しさと生き物としての柔らかな質感とぬくもりを肌で感じた子どもたちは、目を輝かせながら今まで知らなかった鳥たちの「体温」を熱心に感じ取っていました。
ショーが始まる頃には会場の熱気も高まり、200人を超える見学者が今か今かと新春の空を見上げていました。

<ショーの前には鳥たちと直接触れ合う機会がありました>
視線を追い越す超高速フライト。猛禽類の驚異的な飛翔能力
ショーの冒頭では、上州猛禽会の方から鳥たちの生態や特徴についてのお話がありました。鳥たちの生態を理解したところで、いよいよフライトが始まります。鳥たちはついに解き放たれ、空を舞台にそれぞれの技を披露しました。

<皆さんで熱心に解説に聞き入っています>
その飛行速度はまさに「目にも止まらぬ速さ」です。観客の頭上をかすめるように低空で通り過ぎるたび、会場には大きな歓声と共にどよめきが起こりました。会の方が振り回す疑似餌に向かって、一点の迷いもなく一直線に滑空していく姿は、レンズ越しでも捉えるのが困難なほどの躍動感に満ちています。

<頭上を高速で駆け抜ける>

<一転して低空飛行も披露>
実はこのショー、華やかなパフォーマンスの裏側に「害鳥駆除」の実務的な側面があることは、あまり知られていません。鷹やハヤブサが空を舞う姿をカラスなどに見せつけることで、野生の脅威を認識させ公園を安全に保つ効果があります。新春の縁起を担ぎつつも、地域の環境を守る一助となっているのです。

<疑似餌に向かって急上昇>
ショーの余韻冷めやらぬ特別な撮影会と抽選会
<写真撮影は大人気です>
ショーの余韻冷めやらぬ中で記念撮影会が始まりました。スタッフの方が、皆さんのスマートフォンで鳥と一緒の姿を写真に収めていました。

<みんなで笑顔の記念写真です>
イベントの締めくくりを飾ったのは、新春の運試しとなる「福引抽選会」です。用意された240枚の整理券がすべて配り切られるほど多くの人が集まり、参加者の皆さんは手元の番号を握りしめて期待を込めて抽選を見守っていました。
当選番号が読み上げられるたびに、芝生広場に歓声と温かな拍手が響き渡り、新春にふさわしいイベントの幕引きとなりました。

<最後の一枚までドキドキです>

<豪華景品に笑顔いっぱいです>
空を舞う鳥たちのかっこよさに圧倒され、会場にいた多くの人がその熱気とパワーに包まれた一日でした。そんな特別な時間は、参加した皆さんにとって忘れられない新年のスタートになったと思います。
吉井中央公園で、また来年もこの素晴らしいバードショーに出会えることを今から楽しみにしています。
インフォメーション
高崎市吉井中央公園
指定管理者:㈱スポーツプロテクト
住所:群馬県高崎市吉井町下長根50-1
電話:027-386-4530(吉井中央公園 管理事務所)
駐車場:85台(優先スペース用2台)
HP:https://yoshii-centralpark.sports-protect.info/
Instagram:@yoshii.central.park
「新春バードショー」は例年1月上旬に開催予定です。詳しくはSNSや公園掲示板でご確認ください。
村岡正章