邑楽町で生まれたオトコギバウム!「BAUMEN BROTHERS」【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】
どうして足場職人たちがバウムクーヘンづくりを?
<BAUMEN BROTHERS>
邑楽町ののどかな田園風景の中にポツリと佇む、黒を基調としたオシャレな建物。それがバウムクーヘン専門店「BAUMEN BROTHERS」です。ここでバウムクーヘンを焼いているのは、建築現場の足場を設営するスペシャリストである足場職人たちです。
同店の母体会社である「株式会社関東タカセキ」は、足場職人たちが引退後も活躍できる場を求めていました。そこでまず始めたのは、サツマイモの生産でした。その後、当時の担当者(代表)が農業関連の見本市で米粉のバウムクーヘンに出会い、その美味しさに感銘を受けます。そして、規格外のサツマイモと地元産の米粉を使ってバウムクーヘンを作ることを思いつきました。こうして誕生したのが、「BAUMEN BROTHERS」です。
バウムクーヘンの何層にも美しく重なる層は、足場の構造に似ている部分があります。そのため、足場職人として培われた緻密さや正確さは、バウムクーヘン作りにも存分に活かされているそうです。
米粉や卵などの素材にも徹底的にこだわった「OTOKOGI BAUM」
足場職人たちが丹精を込めて作るバウムクーヘンは、「OTOKOGI BAUM(オトコギバウム)」と名付けられました。この「オトコギ」には、職人の「男気」と、お店のシンボルツリーである「男木」の二つの意味が込められています。
素材選びにも妥協はありません。ベースの米粉は、地元の邑楽町産のお米「ほしじるし」を店内で製粉した、新鮮なものを使用。小麦粉は一切使用せず、グルテンフリーなので、どなたでも安心して召し上がれます。卵は、邑楽町に隣接する、栃木県足利市産の「パワードエッグ力丸くん」です。良質な餌で育った鶏のコク深い卵が、バウムクーヘンの味わいを一層引き立てます。
そんな「オトコギバウム」の中でも、特に人気の3品をご紹介します。

<オトコギバウムプロテイン>
「オトコギバウムプロテイン(税込1,500円)」は、プレーンなバウムクーヘンに植物性と動物性の2種のプロテインを配合しています。筋トレ前に食べれば、筋トレの効果がアップするかも?

<オトコギバウム白黒>
「オトコギバウム白黒(税込1,500円)」は、ホワイトチョコレートとオレンジミンチを混ぜ込んだ白バウムと、黒ごまと竹炭を混ぜ込んだ黒バウムを重ねた、シマシマのバウムクーヘンです。白バウムと黒バウムのどちらも味わいたいという欲張りな方におすすめです。

<ハードバウム>
「ハードバウム(税込1,700円)」は、外側がサクサクとした食感のハードタイプのバウムクーヘンです。でも、中身はしっとり柔らかです。
店内のカフェスペースでコーヒーといっしょに「オトコギバウム」を
<サンプルとともに商品が並びます>
「オトコギバウム」はホールだけでなく、カットされた食べきりサイズのものも販売。店内にはカフェスペースもありますので、そこでコーヒーやカフェラテなどのドリンクといっしょに楽しむこともできます。

<食べきりサイズの「オトコギバウムプロテイン」と「ホットコーヒー」>
食べきりサイズの「オオコギバウムプロテイン(税込250円)」を「ホットコーヒー(税込190円)」といっしょにいただきました。しっとりもちもちの食感で、口の中でほろっと溶けていきます。プロテイン配合ですが、その味は特に感じず、卵とバターの濃厚なコクが広がります。コーヒーとの相性も抜群です。

<バウムクーヘンをここでカットします>

<プレートやマグカップも販売>
邑楽町の白菜畑が広がるのどかな景色の中にこのお店を見つけたときは、「こんなところにバウムクーヘン専門店⁈」とびっくりしてしまいました。そして、「オトコギバウム」を食べてその美味しさに感動。みなさんもぜひこの絶品バウムクーヘンを味わってみてください。
インフォメーション
BAUMEN BROTHERS
住所:群馬県邑楽郡邑楽町光善寺257-7
電話:0276-56-4032
営業時間:10:00~18:00
定休日:年末年始
Web:https://baumenbrothers.com/
小林ていじ