まちなかの絶景!「シンボルタワー未来 MiRAi」と敷地内散策を楽しむ【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

シンボルタワー未来 MiRAi

更新日: 2025年11月27日

群馬県の南東部に位置する邑楽郡邑楽町(おうらぐんおうらまち)には、地元の人に愛される「シンボルタワー未来 MiRAi」があります。また、その敷地内には新鮮な農産物等を販売する直売所や休憩にピッタリなスポットも。シンボルタワー未来 MiRAiから見える美しい景色と散策を楽しんでみませんか?

運が良ければ富士山も見える!シンボルタワー未来 MiRAi の展望室から楽しむ絶景

シンボルタワー未来 MiRAi の展望室

<山々と人々が暮らす大地を一望に>

 

「シンボルタワー未来MiRAi」は、1993(平成5)に完成した邑楽町のランドマークです。格別の眺望を誇る展望室の高さは地上36メートル。大きな窓から外を眺めれば、眼下に人々の暮らしがゆったりと広がっていました。

 

<遠くに見える山並み>

 

どこまでも続く青空の向こうには「赤城山」、「榛名山」、「妙義山」という群馬県を代表する山々が見えます。これらは上毛三山と呼ばれ、群馬県内で愛される親しみ深い存在です。

 

<見る方向を変えれば様々な眺めに出会える>

 

気象条件が合えば「男体山」、「筑波山」、日本一と名高い「富士山」など他県にある名山を見ることもできるのだそう。東京の方角には「スカイツリー」が見えることも!

 

<展望室内の望遠鏡>

 

望遠鏡を使えば遠くの景色も鮮明に見えますね。取材当日はうっすらと富士山の影を見ることができ、とても感動しました。

 

 

展望室内には自動販売機やテーブル、イスなどの休憩スペースが用意されています。ゆらゆらと揺れるハンギングチェアに包まれてパンフレットを広げる人の姿もあり、穏やかな時間が流れていました。飲み物を片手に眺めを楽しめば、日頃の疲れも癒やされそうです。

1階「手づくりミニショップ」で旅の思い出を選ぶ

手づくりミニショップ

<ブースに並ぶ作品の数々>

 

シンボルタワー未来MiRAi1階ロビーには、「手づくりミニショップ」があります。店名からも分かるように、ここはハンドメイドのお店。邑楽町内に在住している人や、在職中の人たちの手による作品が並んでいます。店内には30ほどのブースがあるそうで、そのどれにも個性的なセンスと温かみを感じました。

 

<オシャレなアイテムが並ぶ>

 

販売していた品物は、アクセサリーや服飾小物、雑貨類など多種多様。旅の記念として自分のために選んだり、お土産として購入したりしてみてはいかがでしょうか。購入した品物は、店内でセルフラッピングができるので、贈り物にもオススメです。

 

<記念の一押し>

 

また、ショップの対角線上には未来MiRAiの記念スタンプコーナーがあります。パンフレットをもらうと、裏側に空白が設けられているのでそこにポンっと押しましょう。私は押すときの力が強すぎて大失敗してしまいましたが、それもいい思い出に。地域のスタンプを集めるのが好きな人にもオススメです。

周辺スポット「おうら中央公園」をゆったりと散策

おうら中央公園

<地元ボランティアが管理する花壇>

 

シンボルタワー未来MiRAiを離れた後は、隣接するスポットの「おうら中央公園」でお散歩してみることにしました。公園内には一級河川である「孫兵衛川」が流れており、水辺であることを活かしたデザインを取り入れています。川を身近に感じる心地のよい空間は、町民にとっての憩いの場です。

 

<池のほとりを散策>

 

まずは大きな池のある「やすらぎの池」に向かいます。水辺に遊歩道が整備されていて、開放感のある雰囲気です。この場所には全部で4つの池があり、その周囲ではたくさんの植物や昆虫を観察することができます。

 

<バッタ>

 

池に沿った草むらからは何匹ものバッタが飛び出てきて愛嬌のある姿を見せてくれました。

 

<どこか異世界に通じていそうな「ふれあいはし」>

 

歩いていると趣のある小さな橋を見つけ、緑深いエリアへ。気持ちのいい風が木々のなかを通り抜けて行きます。ここでも多くの生き物を見かけ、自然がすぐそばにあるのだと実感しました。園内にはあちらこちらに休憩できるスポットがあったので、腰を下ろして周囲の景色を楽しんでみてもいいですね。

 

<噴水広場>

 

また「噴水広場」では水遊びができ、子ども用遊具やストレッチ器具のあるエリアもあります。管理棟にはトイレやオープンテラスもあり、子どもも大人もゆっくりと楽しめる公園です。

地元の味と出会える場所「あいあいセンター」

あいあいセンター

<あいあいセンター>

 

次に、シンボルタワー未来MiRAiに隣接した「あいあいセンター」へ向かいます。ここは農産物と加工品が人気の直売所で、取材日にも多くの人が足を運んでいました。

 

<採れたての地場産野菜>

 

店先に並んだ新鮮な野菜は次々とカゴに入れられ、既に空になったコンテナも。まだ午前中でしたが、その人気の高さがうかがえました。

 

<人気商品「草切もち」>

 

店内もたくさんの買い物客で賑わうなか、お店の人にお話を伺うことができました。あいあいセンターで特に人気のある商品は「草切もち」という商品。中身にあんは入っておらず、別売りのきな粉をまぶして食べるのだそう。自然なよもぎの香りが話題を呼び、1人で5パックほども買う人がいるとのこと。他に大福も販売しており、こちらには銅鍋で手間暇をかけて作った小豆あんが入っています。オーソドックスな白い大福、草大福、豆大福があり、いずれも人気の商品です。

 

<赤飯・サイズ色々>

 

また、「赤飯」は町内での行事などに利用されることもある定番商品だそうで、取材途中も手に取る人の姿がありました。無添加で麹から仕込むお味噌や、地場産のゴーヤで作る苦味の少ない佃煮も評判です。

 

 

この日お話を伺ったなかで最も印象に残ったのは、夏季限定の「ゆでまんじゅう」。蒸さずにゆでて作ることで、特有のモチモチした食感になると言います。中身は小豆あん。一ついただいたところ、確かにモッチリとして楽しい食感!あんも甘さが強くなく、ホッと安心するような味わいでした。このゆでまんじゅうは「さとのそら」という小麦を使ったこだわりの一品だそうで、白く美しい色のおまんじゅうになるとのこと。手作りで無添加の加工品の数々に、お店の人たちの愛情とプライドを感じられました。

 

<土日はそばとうどんの日>

 

直売所の隣には飲食できる店舗が併設されています。毎週水曜には邑楽町の美味しい野菜をふんだんに使った料理を楽しめる「農村レストラン」として、土日には手打ちのそばやうどんが食べられる「そば食堂」として開店。こちらにもぜひ足を運んでみてください。

ご当地キャラクター「オーランドさん」と邑楽町の魅力について

オーランドさん

<邑楽町のご当地キャラクター「オーランドさん」>

 

「オーランドさん」は、今回訪れたシンボルタワー未来MiRAiから生まれたご当地キャラクターです。冬季の邑楽町に飛来する「コハクチョウ」がモチーフでぽってりとしたフォルム。頭にシンボルタワーを模した帽子をちょこんと被った姿がとても可愛いキャラクターです。邑楽町のイベント部長として活躍中で、様々な催しに登場しています。

 

<可愛いデザインのマンホール>

 

未来MiRAiの展望室には町制55周年の記念に作られた、「オーランドさんがデザインされたマンホール」や、「オーランドさんと写真が撮れるパネル」が飾ってありました。

 

<温かみのあるデザインが「邑楽町」らしい>

 

ガチャガチャもあったのでトライ。素敵な景品が引けました。前述で触れた「手づくりミニショップ」にも関連グッズの販売があります。未来MiRAiはオーランドさんの実家のような場所であり、ファンにとっての聖地です。

 

<豊かな田園風景のある町>

 

邑楽町は豊かな自然に抱かれた美しい町。隣市である館林との境界にまたがる「多々良沼」や「おうら中央公園」は白鳥飛来地として知られ、毎年の風物詩となっています。また、白菜やゴーヤをはじめとする農産物も人気です。特に白菜はオーランドさんと共に記念マンホールにも描かれる名物で、「邑美人」というブランドもあります。今回ご紹介したスポットでは、いずれも邑楽町の魅力をたっぷりと感じられました。

 

邑楽町の「シンボルタワー未来MiRAi」は、上毛三山や他県の名山を一望にできる絶景スポットでした。隣接した「おうら中央公園」での散策や「あいあいセンター」への立ち寄りなど、楽しみが充実したスポットで1日を過ごしてみてください。

インフォメーション

シンボルタワー未来MiRAi 

 

住所:群馬県邑楽郡邑楽町大字中野2639-1

電話:0276-88-8686

営業時間:4〜9月 10:00~18:00・10〜3月 10:00~16:00

駐車場:あり無料

休館日:月曜、火曜、年末年始

料金:小学生以上 100円

 

HP:https://www.town.ora.gunma.jp/orabiyori/050/010/symbol-tower.html

 

 

おうら中央公園

 

住所:群馬県邑楽郡邑楽町大字中野2520

電話:0276-47-5029

駐車場:あり無料

トイレ:管理棟に男女別トイレあり 

 

HP:https://www.town.ora.gunma.jp/s033/020/koen/chuoko/chuokoen.html

 

 

 

あいあいセンター 

 

住所:群馬県邑楽郡邑楽町大字中野2644

電話:0276-89-1456

営業時間:水曜10:00~16:30 農村レストラン11:00~14:00

土・日曜 9:00~15:00 そば食堂10:00~13:00

駐車場:あり無料

定休日:上記以外の日程 

 

HPhttps://www.town.ora.gunma.jp/orabiyori/040/20190325204220.html

 

千代田あおい様

千代田あおい

生まれてからほぼずっと群馬暮らしのライターです。植物や生き物が大好き。美味しいものと温泉があるところによく行きます。