群馬県一の大きさを誇る「大鳥居」と秋風に揺れるコスモスの共演が美しい『小泉コスモスまつり』【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】
作付面積54,000㎡におよそ1,000万本のコスモスが咲き誇ります
今年で24回目を迎える『小泉コスモスまつり』は、平成14年から減反政策の一環として田んぼにコスモスを育てることからスタートしました。小泉コスモス組合主催により、8月に種をまき、おまつり開催予定である10月中旬頃、コスモスが満開になるよう調整しながら地域の協力を得て開催しています。例年3,000人以上が訪れる『小泉コスモスまつり』は、伊勢崎市の中でも特に人気の高い「おまつり」です。

大鳥居とコスモスのコラボレーションは素晴らしい景色です!
各地で「コスモスまつり」が開催されていますが、鳥居と一緒に写真を撮ることができるコスモス畑は、日本全国を探してもなかなかないかもしれません。そのため写真家の間でも人気が高く、花の開花が近づくと、コスモスと大鳥居の貴重な景色を写真に収めるため、県内はもちろん県外からもたくさんの人がやってくる人気スポットとなっています。朝日が昇る時間帯から夕陽が沈むまで、コスモス畑はたくさんの人で賑わいます。
北側にそびえる赤城山をバックに素晴らしい景色が広がります
今年は、彩り広場全体を見渡せる「見晴らし台」が新設され、たくさんの人がその景色を楽しんでいました。今年の夏の酷暑では、「日本で一番暑い伊勢崎市」と話題になった伊勢崎市ですが、その暑さの影響で、花の開花時期がいつもより遅くなってしまったというハプニングもあったそうです。自然のことなので苦労は絶えないでしょうね。しかし、おまつり当日にはしっかりと満開のコスモスを見ることができ、あらためてご尽力された方々には感謝をしたいと思います。

コスモスの花だけでなく様々なイベントも人気です!
おまつり当日は、午前10時から午後3時までさまざまなイベントが開催されます。地元の愛好会によるダンスやマジックショー、オカリナ演奏などで会場を盛り上げます。他にも農産物の直売やキッチンカーの出店、子どもにはバルーンアートの無料プレゼントもありました。子どもから大人まで楽しむことができる一日です。この日は雨予報もあったなか、みんなの願いが届いたのでしょうか? なんとか曇り空で持ちこたえ、来場のみなさんの楽しそうな様子も見ることができました。

野菜などの直売は、毎年大人気!
農産物直売は、地元伊勢崎市で栽培された野菜を中心に、キュウリ、ミニトマト、ほうれん草、大根、しいたけなど毎日の食卓には欠かせない野菜たちが並びます。日照時間の多さや利根川水系の豊富な水など、恵まれた自然環境のもと栽培された伊勢崎市の野菜は、新鮮で栄養もたっぷり。他にも、今が旬の梨や柿など果物も販売されていました。どの商品もみんな新鮮で、次々に野菜を手に取るお客さんで賑わっていました。

遠くに赤城山を眺め、大鳥居とともに色とりどりのコスモスの花を楽しむことができる貴重な場所『小泉コスモス畑』。コスモス畑の中に佇むと、まるでコスモスに包まれているようなとても癒される時間が過ごすことができます。ぜひ秋のひと時を楽しんでみてはいかがでしょう。
※花の状況はその年によって変わります。最新情報は伊勢崎市のホームページなどでご確認ください。
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春野こむぎ