群馬に夏の訪れを告げる「田園夢花火2025 第35回たまむら花火大会」が盛大に開催!

たまむら花火大会

更新日: 2025年08月26日

群馬の夏のはじまりを告げる風物詩「田園夢花火2025 第35回たまむら花火大会」。県内でも早い時期に開催されるこの花火大会は、今年も夜空に華やかな光を描き、田園風景との幻想的な共演で観客を魅了しました。歴史情緒あふれる町並みと、都心からのアクセスの良さも魅力の玉村町。今回は、そんな風情あふれる町の魅力とともに、夏の夜を彩った花火大会の様子をお届けします。

玉村町とは? 歴史と自然が織りなす魅力溢れるエリア

たまむら花火大会

花火会場となる玉村町の風景

 

花火大会の舞台となる玉村町は、群馬県南部に位置する、のどかな田園地帯。赤城山・榛名山・妙義山の「上毛三山」を望み、利根川や烏川が静かに流れるその風景は、四季折々の自然の恵みにあふれています。水田がみずみずしく輝き、麦畑が黄金色に染まり、「日本の原風景」と呼ぶにふさわしい穏やかな景色を織りなします。

自然の中で楽しめるレジャースポットも満載。「角渕キャンプ場」や「水辺の森公園」では、気軽にアウトドア体験ができ、「東部スポーツ広場公園」では小さな子どもものびのび遊べます。噴水や芝生広場、約50種480本のバラが咲くばら園がある「北部公園」では、家族でゆったりとした時間を過ごせます。

もちろんグルメも楽しめ、道の駅玉村宿では新鮮な地元野菜や加工品、上州牛・上州麦豚を使った惣菜などを販売。また上州牛・上州麦豚などの専門店「肉の駅」では、コロッケやメンチカツなども人気があります。このほかスイーツ店などもあり、様々なグルメを堪能できます。

 

風格溢れる玉村八幡宮の拝殿

 

歴史的な見どころも豊富な玉村町。江戸時代には日光例幣使道の宿場町として栄え、「玉村八幡宮」をはじめ、「重田家住宅」、「井田家住宅」などの歴史的建造物が今も残されており、八幡宮の本殿は、国の重要文化財に指定されています。

「水神祭」や 「すみつけ祭」、「春鍬祭」、「祇園祭」などの伝統行事も住民の手で大切に守られ、町のマスコット「たまたん」も登場して、地域を盛り上げています。

地元に愛される〜たまむら花火大会のあゆみ〜

花火大会チラシ

2025年の開催情報

 

例年7月の中旬に行われる「たまむら花火大会」は2025年で35回目を迎えました。地域の夏の風物詩として始まり、開始当初より、地域の人々に愛される花火大会でしたが、最近では町民だけでなくより多くの人に楽しんでほしいという思いから渋滞や駐車場なども考慮し、2024年から軒先パーキングを導入するなど駐車場対策にも力を入れて、開催されています。

群馬県内で早い時期に開催される花火大会として知られ、地域の方々をはじめ、県外さらには海外からも多くの見物客が訪れる、群馬を代表する花火大会として人気を博しています。

たまむら特設テント村でご当地グルメを堪能

たまむら特設テント村

たまむら特設テント村が設置された玉村町北部公園

 

花火大会当日は、16時から21時まで玉村町商工会が主催した「たまむら特設テント村」が北部公園に設置され、地元のグルメを味わえる屋台やキッチンカーなどが多数登場しました。

 

焼き鳥や餃子などの食べ物やドリンクが並ぶ屋台

 

花火が始まる前の来場者のお腹を満たしていました。玉村町のマスコットキャラクター「たまたん」のフォトスポットもあり、子どもたちに大人気でした。

有料観覧席や臨時駐車場、交通規制について

有料観覧席等の案内

 

昨年に引き続き、有料観覧席の販売もありました。目の前で花火が見られる特別観覧スペースです。販売開始から間もなく完売になるという人気ぶり。購入者は専用駐車場の利用もできるので便利です。

一般観覧者向けには玉村町文化センターや玉村町役場などの臨時駐車場や軒先駐車場が設置。会場周辺は18:30から21:00の間、交通規制となり、周辺の一部道路は車両の進入が禁止、安全のため歩行者も指定の場所以外は立ち入りが制限されました。

周辺道路の混雑を避けるために、公共交通機関や、徒歩・自転車での来場者も多く見られました。

感動の夢物語、開幕!〜玉村の夜空を彩る田園夢花火〜

たまむら花火大会

圧倒的な美しさを誇る田園花火

 

大会式典と点火式ののち、待望の花火が歓声の中スタート!およそ3,000発の花火が玉村の夜空と田園風景を彩ります。

 

カラフルな花火も打ち上がる

 

観覧エリアは田園地帯で視界をさえぎるものが少なく、どの角度からでも美しい花火を楽しめるのも大きな魅力のひとつです。

今年の花火プログラムは全部で13部構成。最初は「開幕スターマイン」でスタートして、「大玉連発」やキャラクター花火が次々と打ち上がります。

 

田んぼへの映り込みも美しい

 

子どもたちの歓声があちこちから聞こえ、会場は大盛り上がり!そしてラストには、迫力満点の「超特大スターマイン」も登場。テンポに緩急があって、目が離せません。

 

田んぼが虹のように煌めく

 

やや肌寒さも感じられましたが、開始前からたくさんの人が会場に集まり、それぞれのスタイルで花火を楽しんでいました。夜空を彩る盛大な花火とともに、群馬の熱い夏が華やかに幕を開けたのでした。

 

インフォメーション

田園夢花火2025 第35回たまむら花火大会

日時:2025年7月12日(土) 19:40〜  

場所:玉村町上陽地区(上陽小学校西側)

 

観光ぐんま編集室

観光ぐんま編集室

群馬県観光公式サイト「心にググっと 観光ぐんま」の情報発信を担当する、観光ぐんま編集室です。県内各地の観光やグルメ、イベントなどの情報をみなさまにお届けします。