収穫を感謝し、お釈迦様誕生と春の訪れを祝う「神津牧場花まつり」
神津牧場の歴史と魅力
<放牧でのびのび育つジャージー牛>
群馬と長野の県境、標高1,375mの物見山東麓のなだらかな傾斜地にある神津牧場。標高1,000mの広大で自然豊かな環境のなか、約200頭のジャージー牛が放牧されのんびり暮らしています。
その歴史は古く、1887年(明治20年)に、創業者の長野県佐久郡出身の神津邦太郎が、現在の地に牛舎を作り傾斜地に牧草を植えて開拓、牛を放牧し自給自足型の畜産を行う「日本で最古の洋式牧場」が誕生しました。
神津牧場では、牛の行列を間近で見ることができるほか、ヤギやヒツジ、ウサギなどの動物とのふれあい、さらにキャンプ、BBQなどさまざまなアクティビティも楽しめます。また牧場ならではのオリジナルグルメも充実していますよ。
お釈迦さま誕生と春の訪れを祝う神津牧場花まつり
<牧場内の釈迦堂>
4月8日に行われる「花まつり」は、仏教の開祖、お釈迦さまの誕生を祝う灌仏会(かんぶつえ)というお祭りで、「天上天下唯我独尊」とお釈迦さまが生まれて初めて発したときの像(誕生仏)に、甘露に見立てた甘茶をかけてお祝いしたことが由来とされています。
甘露はとても苦い小甘茶の葉を使っていますが、発酵させると砂糖の何百倍もの甘さになるため、古くは甘味料として重宝され、民間療法などにも使われてきました。
インドでは神様の飲み物といわれ、不老不死になれるという伝説や、中国では「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると、甘い露が降る」という言い伝えもあり、お釈迦さまへの信仰の表れとして、今でも受け継がれている習わしの一つです。
一ヶ月遅れの神津牧場花まつり

<お土産やグルメが楽しめる神津牧場売店前の広場>
花まつりは、通常4月8日に行われますが、神津牧場は標高が高く残雪もあり、春の訪れも遅いことから、こちらでは牧場創業者「神津邦太郎」さんの時代から一ヶ月遅れで花まつりが行われてきました。

<創業者神津邦太郎さんの胸像>
楽しみの少なかった時代に、神津牧場花まつりは春の訪れと、前年の収穫へ感謝の意をこめて、地域のお祭りとして盛大に行われてきました。戦後に制定されたゴールデンウィ-クとつながってしまうため、近年では5月の第2日曜日に行われるようになったそう。
2025年は下仁田町観光協会と共催、また商工会女性部、青年部などさまざまな団体と協力して行われました。
花まつりで堪能できる牧場の魅力
<野牧寺 和尚さんの講話>
開会式を皮切りに花まつりがスタート!下仁田町の野牧寺のご住職による講話や釈迦堂での灌仏会、読経そして、鎮魂祭なども執り行われました。
牧場内の自然を五感で体感

<ハイキングで楽しめるスタンプラリー>
澄み切った空気の中、荒船山・物見山・場内展望台をハイキングでめぐるスタンプラリー。3カ所全てのスタンプを押してゲットした景品は、牧場の飲むヨーグルトでした。大自然を五感で楽しむことができる催しです。