つつじを一年中楽しめる！「つつじ映像学習館」の4Dシアター【ぐんま観光県民ライター（ぐん記者）】

＜「つつじが岡公園」内にあります＞

館林市は古くからのつつじの名所であり、室町時代にはすでにヤマツツジが自生していたことが知られています。その後、桃山時代の1590年、徳川四天王であり、初代館林城主となった榊原康政がこの地につつじを植樹しました。それに端を発し、以降の歴代 城主・藩主によってさらに増やされていきました。現在、その一帯は「つつじが岡公園」として整備され、園内全体で100種類以上、約1万株のつつじが植えられています。

そんな「つつじが岡公園」のつつじが満開になるのは春ですが、 その見頃の時期以外でもつつじを楽しめるのが同園内にある「つつじ映像学習館」です。

＜「つつじが岡公園」の歴史を紹介するパネル＞

館内にはつつじが岡公園内で見られるつつじの一部を紹介したり、公園の誕生から現在までの歴史を紹介したりするパネルが展示されています。これらを見るだけでもつつじについてかなり詳しくなれます。

＜つつじの花の陰にぽんちゃんがいました ＞

「つつじのじゅうたん」という展示 もあります。これはつつじの花が雨や風で地面に落ちてできた様子をプロジェクションマッピングで表現したものです。 この上を歩くのに合わせてつつじの花も動き、ふいにその陰から館林市のマスコットキャラである「ぽんちゃん」がひょっこり現れることも。ぽんちゃん探しとしてもかなり楽しめます。

＜「よりもい」の主要キャラクターのパネル＞

また、館内には館林市を舞台にしたアニメ作品「宇宙よりも遠い場所」（通称：よりもい）の特設ブースもあります。「よりもい」の主要キャラクターのパネルやファンの作ったフィギュアなどを展示し、缶バッジ、アクリルスタンド、クリアファイルなどのよりもいグッズの販売もしています。

＜「よりもい」ファンが作ったフィギュア＞

さらに、スタッフの方の話によると、このすぐ近くに「よりもい」の聖地のひとつである東屋が あるとのことです。これはあとで行ってみるしかないですね。

＜臨場感たっぷりの4Dシアター＞

いよいよ、 この「つつじ映像学習館」のいちばんの目玉である「4Dシアター」を鑑賞します。席に座って専用メガネをかけたら上映スタートです。スクリーンに満開のつつじの3D映像が映し出され、それに合わせて風やミストが送られてくるので臨場感たっぷりです。館林市の里沼やこの公園の歴史についても大迫力の映像でわかりやすく教えてくれます。

＜公園内にあるので見晴らしも抜群＞

「つつじ映像学習館」を楽しんだあとは隣に併設されている「SUGAR HILL CAFE」でのランチがおすすめです。ハンバーガーがメインのお店ですが、手ぶらで楽しめるバーベキューのプランも用意しています。テラス席だけでなく、屋内席からも公園の景色を眺望でき、おしゃれなBGMの流れる店内でのんびり過ごすことができます。

＜ABCハンバーガーとポテトとドリンクのAセット＞

「ABC（アボカドベーコンチーズ）ハンバーガー（税込1250円）」にポテトとドリンクの「Aセット（税込580円）」を付けて注文しました。ABCハンバーガーは厚切りのジューシーなベーコンにアボカドとチーズが絶妙に絡み合う、非常に食べごたえのある一品でした。

＜「よりもい」の聖地の東屋＞

お腹もいっぱいになったところで、最後に「つつじ映像学習館」から歩いてすぐの場所に位置するあの東屋を見に行きます。

「よりもい」ファンならばこの光景には思わず「おおッ！」と感嘆の声を漏らしてしまうのではないでしょうか。そうです。「よりもい」第1話でキマリと報瀬が語り合い、いっしょに南極を目指すことを誓うあの東屋です。ここに座って、物語が大きく動き出すことになるあのシーンをしみじみと思い返したくなってしまいますね。

「つつじ映像学習館」は4Dシアターで満開のつつじを楽しめるだけでなく、つつじについて深く学べるスポットでもありました。さらに、「よりもい」の特設ブースとその聖地の東屋もありますので、同作のファンにもぜひ訪れてほしいですね。

つつじ映像学習館
住所：群馬県館林市花山町3181（つつじが岡公園内）
電話：0276-74-5355
営業時間：9:30～17:00（入館は16:30まで）
定休日：月曜（休日の場合は翌日）、年末年始、臨時休館の日
料金：大人　500円（400円）、小・中学生　無料
（　）内は20名以上の団体割引料金

※障害者手帳をお持ちの方は、本人および付き添いの方お一人まで無料

SUGAR HILL CAFE
住所：群馬県館林市花山町3181（つつじが岡公園内）
電話：0276-52-8306
営業時間：10:00～17:00
定休日：月曜（休日の場合は翌日）