オーベルジュ音羽倶楽部 カルチャー体験&ランチでリフレッシュ 【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】
気軽に非日常へ。森に包まれてリラックス
<自然と調和した建物>
オーベルジュとは主に、郊外や地方にある宿泊施設を備えたレストランのことをさします。その名の通り、音羽倶楽部は前橋市の郊外にあり、市街地からは車で30分ほど。気軽に訪れることができる場所にありながらも、足を踏み入れると気分は一気に休息モード。3万坪の敷地に約50種の樹木が生い茂り、山奥に来たような気分です。
実は音羽倶楽部は、事務用品メーカーのプラス株式会社が運営しています。同社の研修施設として誕生しましたが、一般開放して誰でも利用可能になりました。自然の中で色々なことを楽しめるように、また人々の交流の場になるようにとカルチャースクールやリラクゼーションサロンも加わり、マルチに利用できる施設として親しまれています。
<美しい景色を眺めることができるロビー>
気軽にアート体験。少人数で和気あいあいと
<蓮の葉を使った壁掛けアートを手にする講師の青木さん>
カルチャースクールでは大人のための多種多様な講座を開催しています。工芸、音楽、体を動かすものなどがあり、一回限りの参加も可能です。今回は、植物の葉を使ったアート「ボタニーペインティング」の教室に参加。教室は少人数制で、講師の青木かおりさんが丁寧に指導してくれました。
「誰でも自由に簡単に作品が作れるのが魅力」と青木さんが言う通り、作業はいたって簡単。スケルトンリーフという色を抜いた葉に、絵の具とスポンジを使って色を付けました。指先が汚れるのも気にせず、夢中で手を動かしていると、あっという間に完成です。自然の美しさを残したまま、カラフルになった葉は何ともかわいらしい。このまま飾ったり、パネルやうちわに張り付けたりと自由に楽しめます。
<色を付けたスケルトンリーフ>
講習後はお待ちかねのランチタイム。ゆったりとコース料理を堪能
<ショートコースのメイン料理>
カルチャースクールは主に午前中に行われており、講習が終わるとちょうどお昼時。教室と食事をセットで楽しめるのが、ここの魅力です。親しくなった参加者と青木さんと一緒にレストランに向かいました。
レストランでは地元食材を使ったカジュアルフレンチを提供しています。先ほどの教室のことなど、おしゃべりを楽しみながら、シェフのおまかせショートコースをいただきました。大人の習い事を楽しみ、そのあとに美味しい料理を味わう。まさにご褒美の時間でした。
小鳥のさえずりを聞きながら森林浴
<遊歩道で森林浴>
敷地内には散策コースがあり、食事の後に森林浴も楽しみました。
今回の数時間の滞在でかなり心身のリフレッシュを感じましたが、欲張って宿泊もしたくなりました。客室はベッドルームと和室、メゾネットルームもあり、全室バルコニー付き。トゴール鉱石を原料とした大浴場もあります。
気になるのは、リラクゼーションサロンでの全身トリートメント付きの宿泊プラン。フルコースのディナーと朝食も付いています。「また自分へのご褒美に来よう」。英気を養い、軽くなった足取りで帰路につきました。
<ツインのスタンダードルーム>
<天然鉱石風呂のトゴールの湯>
インフォメーション
オーベルジュ 音羽倶楽部
住所:群馬県前橋市神沢の森1-16
電話:027-280-1212
受付時間:9:00~21:00
休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
※レストランは予約制
※カルチャースクールは2025年4月以降、各講師が主催して開講
関口美智子