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つる舞う形の群馬県

群馬県民ならば誰もが知っている上毛かるたの人気札。「つる舞う形の群馬県」と詠まれるように、群馬の地図は翼を広げた鶴が羽ばたいているような形に見え、この美しく特徴的な地形はまた県民の誇りでもあります。県内は大きく県央、西部、東部、吾妻、利根沼田の5つのエリアに分けられ、恵まれた自然や豊富な農畜産物、産業の発達や食文化の発展など、それぞれエリアごとの特色があり、個性豊かな魅力に満ちています。

ぐんまの温泉

草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、四万温泉、万座温泉をはじめ、たくさんの個性あふれる温泉地が群馬にはあります。源泉は450を超えるといわれ、泉質の種類も豊富。まさに日本有数の「温泉王国」といえるでしょう。宿泊施設も充実し、ゆったりと癒やしの温泉旅を満喫できます。首都圏からのアクセスも良好で、レジャーの帰りに気軽に日帰り入浴へ立ち寄るもよし。さまざまな楽しみ方ができるのも温泉王国ならではの魅力です。

ぐんまの食

全国有数の小麦の生産量を誇る群馬県。水はけの良い土壌や日照時間など自然条件を生かし、古くから米と麦の二毛作が行われてきました。小麦粉を使った加工品の製造も盛んで、うどんや焼きそば、パスタやラーメン、もんじゃ焼きなど粉食文化が広く根付いています。郷土料理も小麦粉を使ったものが多く「おっきりこみ」はその代表格。また味噌ダレを塗り香ばしく焼き上げた「焼きまんじゅう」は今なお広く県民に親しまれています。

ぐんまの自然

県土の約6割が森林に覆われている群馬県。2000メートル級の険しい山から、群馬県のシンボルである、上毛三山、赤城山、榛名山、妙義山まで変化に富んだ山々が関東平野とつながる平地を囲んでいます。神秘的な景色が楽しめる渓谷や湖沼、川遊びが楽しめる清流。さらに尾瀬国立公園、上信越高原国立公園、日光国立公園、妙義荒船佐久高原国定公園など、4カ所の国立・国定公園があるなど、豊かな自然が県内各地で楽しめます。

ぐんまの歴史・文化

群馬の遺跡は今から2~3万年前、旧石器時代の「岩宿遺跡」に始まります。古墳時代を中心に、現在の関東地方で栄えた「東国文化」において、群馬の地域はヤマト王権と連携した大きな勢力が形づくられ、仏教や文字文化が早くから発達し、経済的にも文化的にも当時の東日本をリードする先進的な地域でした。それらを物語る古墳や石碑、出土品や埋葬品など数多くの歴史文化遺産が残されています。