群馬のパワースポット特集〜自然・文化財編〜
更新日: 2024年01月09日
■400年以上前から伝わる火祭り「大日向の火とぼし」
南牧村で毎年お盆に行われる群馬県最大級の火祭りが「大日向の火とぼし」です。戦国時代、領主に反発した村民が上州に攻め込んで来た武田信玄軍に加勢し、勝利の喜びを表したことに由来するもの。藁の束を燃やし、南牧川にかかる大日向橋の上でぐるぐると回しで無病息災や五穀豊穣を祈願します。夕闇に真っ赤な炎が円となって浮かび上がる光景は幻想的。国の記録選択無形民俗文化財にも登録されています。
問い合わせ先:南牧村役場
0274-87-2011
■受験合格の門をくぐろう「荻野吟子長屋門(光恩寺)」
受験生におすすめのパワースポットが、日本初の女性医師・荻野吟子の生家の長屋門です。自身の病気をきっかけに医師を志しさまざまな困難を乗り越えて合格を果たした吟子。女性には医師国家試験の受験資格すら無かった時代ですから、生家の門を出る時には並々ならぬ覚悟が必要だったでしょう。普段は閉じていますが1月1日〜4日の期間限定で開門。吟子にならい、固い決意を持って長屋門をくぐり、吟子像前にある合格の鐘を鳴らして受験合格を祈願しましょう。
光恩寺
邑楽郡千代田町赤岩1041
0276-86-2157
https://gunma-kanko.jp/spots/96
■古代ロマンを感じるパワースポット「保渡田古墳群」
全長100mクラスの大型前方後円墳が3基連なる「保渡田古墳群」。約1,500年前に作られた豪族の墓で、八幡塚古墳と二子山古墳は「上毛野はにわの里公園」内に復元されており散策を楽しむことができます。特に当時の姿を忠実に再現した八幡塚古墳は必見。周囲は二重の堀に囲まれ、後円部の頂上から内部に降りると豪族が眠った大きな石棺が納められています。ずらりと並ぶ大量の埴輪は圧巻。古代の人々のエネルギーが感じられるスポットです。
保渡田古墳群(かみつけの里博物館)
高崎市井出町1514
027-373-8880
https://gunma-kanko.jp/spots/39
■愛妻伝説が残る聖地。キャベツ畑の中心で愛を叫ぼう
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の愛妻伝説が残る嬬恋村。一面にキャベツ畑が広がる「つまごいパノラマライン」沿いに設置された展望台「愛妻の丘」は愛妻家の聖地。専用の「叫び台」に立ち、正面の浅間山に向かって、普段なかなか口にできない妻への想いを叫びましょう。ちょっと恥ずかしいという人は丘の入り口にある「愛妻レターボックス」に手紙を投函すれば、愛妻の丘のスタンプを押して届けてくれます。
愛妻の丘(開設期間は4月~11月)
吾妻郡嬬恋村田代 愛妻の丘
問い合わせ先:嬬恋村観光協会
0279-97-3721
https://www.tsumagoi-kankou.jp/
※2024年1月時点の情報です。
※この記事は、公益財団法人群馬県観光物産国際協会noteに掲載していたものを再掲しました。