犬と旅行に行く時の持ち物リスト、必需品からあると便利なものまで

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更新日: 2025年03月31日

待ちに待った愛犬との旅行!

どんな旅にしようかな…とワクワクしながらも、楽しく安全な旅にするためにまず大切なのは、その“準備”ですよね。

特に初めての犬連れ旅行では、何を持っていったらいいのかな…?と悩んでしまう飼い主さんもいることでしょう。そこでこの記事では犬との旅行に持って行きたい持ち物をリストにしてご紹介します。一つずつチェックしてみてくださいね。

犬との旅行に必要な持ち物を3つに分けて考える

犬と旅行に行くために何を持って行こうかと考える時、あれこれ頭に浮かんでごちゃごちゃになり、旅行に行く前に疲れてしまったなんてことはありませんか?

それを整理するために、「必ず持って行きたい物」「万一を考えて持って行きたい物」「あったら便利な物」の3つ分けて考えると少しすっきりするかもしれません。

下の表にそれぞれ持ち物をリスト化してみましたが、この他、愛犬にとって必要な物を足したり引いたりしてみてください。

 

 

必ず持って行きたい物

万一を考えて持って行きたい物

あったら便利な物

散歩系

□首輪orハーネス

□リード

□迷子札

□愛犬の写真

□肩掛けタイプのリード

□光る首輪or犬用ライト

食事系

□普段のごはん

□おやつ

□食器

□水飲み皿or給水器

□水

□消化が良く栄養価のあ

るフード

□折り畳み式の食器

□携帯用シャワー

トイレ系

□トイレシート

□トイレトレー

□ウンチ袋

□排泄物用の収納具

□マナーパンツ

□マナーベルト

 

ハウス系

□犬用ベッド

□クレートorケージ

orキャリー

□マット

□ブランケット

 

□折り畳み式クレート

遊び系

□おもちゃ

 

□知育玩具

□ガム

お手入れ系

□ブラシ

□コーム

□水不使用のシャンプー

□犬用の服

□粘着ローラー

健康系

□ワクチン接種証明書

□狂犬病予防注射済証・

狂犬病予防注射済票

□鑑札

□服用している薬

□常備薬

□救急セット

□愛犬の健康記録

 

備品系

□タオル

□バスタオル

□ティッシュ

□ウェットティッシュ

□ビニール袋

□消臭剤

□雨具

□アンカー(車の場合)

犬との旅行に必要な持ち物選びのポイント

リードは予備を入れて2本用意するといいでしょう。

ただし、伸縮リードは犬をコントロールしづらいのに加え、他者がいない広い場所ならともかく、長さによっては通行の邪魔になったりすることがあるのでおすすめしません。

中型犬~大型犬を連れて荷物が多い時などは肩掛けタイプのリードもあると便利かもしれませんね。また、暗い時間帯に愛犬を連れて出歩くことが想定されるなら、安全のためにも光る首輪や首輪に取り付けられる犬用ライトがあるといいでしょう。

何より、旅行先では犬が迷子になることも考えられるので、マイクロチップを装着していたとしても一見してすぐにわかる迷子札を愛犬に着けておくことをおすすめします。

さらには、万一迷子になった時のために、愛犬の写真を持ち歩くかスマホの中に入れておくことも併せておすすめします。

 

<h3>犬との旅行に必要な持ち物【食事系(フード・おやつ・食器類)】<h3>

愛犬のごはんやおやつは、普段食べ慣れているものを旅行日数分+予備の量を準備しましょう。

 

旅行先では愛犬の食欲が低下したり、体調を崩したりということもあるので、ウェットタイプのような消化の良いフードや栄養補給できるものも持って行くと安心です。

 

暑い時期であればペットボトルの水を凍らせて何本か持参すると、飲み水としてのみならず、万一熱中症になった時に体を冷やすのにも使えるでしょう。あわせて、市販の「冷却マット」を持参しておくのもおすすめです。

 

また、ペットボトルに取り付けられる簡易なシャワーヘッドは、同じく飲み水として使える他、体が汚れたので洗いたいという時にも使えるので一つあってもいいと思います。

 

犬との旅行に必要な持ち物【トイレ系(トイレシート・ウンチ袋類)】

トイレシートやウンチ袋も旅行日数分に予備をプラスした数を用意します。

トイレトレーは荷物になるので、トレーがないと排泄できない場合のみ持参を。

宿やカフェなどで粗相の心配があるようならば、マナーパンツやマナーベルトも持参してください。

宿や高速道路のサービスエリアによっては犬のウンチを捨てるためのダストボックスを用意しているところもありますが、そのようなサービスがない場合は飼い主さんが持ち帰るのがマナーです。

しかし、車内で臭うのも困りもの。そんな時には車の外部に取り付けられるウンチ収納パックや防臭効果のある袋なども市販されているので必要に合わせてご用意ください。

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犬との旅行に必要な持ち物【ハウス系(ベッド・クレート類)】

旅行は犬にとって大なり小なりストレスはかかるので、少しでも安心できるよう普段使い慣れているベッドやマット、クレートなどを持参しましょう。

場合によっては宿から持参を求められることもあります。

行き先がキャンプ場ならば、ちょっとした休憩スペースとして折り畳み式のソフトクレートがあってもいいかもしれませんね。

その他、マット類はドッグカフェや犬同伴OKのレストランに入る時など愛犬の場所を提供できるのに加え、汚れ防止にもなります。

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犬との旅行に必要な持ち物【遊び系(おもちゃ類)】

愛犬のお気に入りのおもちゃやおやつを仕込める知育玩具は、旅行先で一緒に遊ぶのはもちろん、愛犬がストレスを感じていそうな時にストレスを発散させる目的でも使用することができます。

また、愛犬を待たせる時におもちゃや知育玩具を与えることで、それに夢中になり、吠えずにおとなしく待っていてくれることもあるでしょう。

さらには、愛犬が他の人や犬が気になり落ち着かない時など、おもちゃで気を引くことで興味をそらすことも可能です。

犬との旅行に必要な持ち物【お手入れ系(ブラシ・シャンプー類)】

犬はどうしても毛が抜けます。清潔を保つ意味の他、カフェやレストランに入る時など事前にブラッシングをすることで多少抜け毛を防ぐことができるでしょう。

それでも気になる場合には、犬用の服を着せる飼い主さんもいます。

アクティブな犬では被毛が汚れる可能性がありますし、旅行先で下痢をする場合もあるので、汚れた時のことを考え、水のいらないシャンプーも持参したいですね。

一点、ブラッシングやシャンプーをした後の抜け毛を放置するのは禁物です。きちんと後始末することを忘れずに。

 

犬との旅行に必要な持ち物【健康系(ワクチン接種証明書・薬類)】

多くの場合、宿泊先となる宿からは各種感染症のワクチン接種証明書、狂犬病予防注射済証または狂犬病予防注射済票、鑑札などの提示、もしくは事前に提出が求められます。

中には狂犬病予防注射済証は可で、狂犬病予防注射済票は不可とする宿や、鑑札でも可とする宿、健康上の理由で狂犬病予防注射ができない場合は、動物病院で発行する接種免除証明書でも可とする宿もあるので、宿を決める際にはよく確認してください。

また、旅行先で愛犬が体調を崩したり、ケガをしたりして動物病院を受診することになる可能性もゼロとは言えないので、愛犬の病歴や健康状態を記した健康記録を持参することをお勧めします。

その他、病気があって薬が必要な犬では服用している薬、ケガをした時用の粘着性がある包帯や消毒液、お腹を壊した時用の整腸剤など必要に合わせて揃えるといいでしょう。

 

犬との旅行に必要な持ち物【備品系(タオル・ビニール袋・消臭剤類)】

タオルやビニール袋などは多めに。犬用ウェットティッシュはちょっとした汚れ取りや足拭き、お尻拭きに使えるので重宝します。

加えて、愛犬が粗相をしないとも限らないので、念のために消臭剤を一つ持って行くと安心です。

その他、天候次第では愛犬用のレインコート、寒さ対策用のフリースやダウンジャケットなどもあると安心です。

犬との旅行の持ち物は「安心」「安全」「マナー」を最優先に

犬との旅行に持って行く物は、愛犬の健康とストレス軽減を考えた「安心」にかかわる持ち物、そして愛犬の「安全」を守るための持ち物、周囲に迷惑をかけないための「マナー」にかかわる持ち物を優先的に考えて揃えたいものです。

最初のうちはいろいろ迷ってしまうかもしれませんが、愛犬との旅行を重ねるうちに少しずつ「我が家の旅行に必要な物」がわかってくるでしょう。

持ち物が揃えられたら、愛犬との旅の扉は開かれています。さぁ、行ってらっしゃい!

 

 

写真協力:MANDARINE BROTHERS https://www.mandarinebrothers.shop

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犬もの文筆家&ドッグライター 大塚良重

犬と人との関係を探求し続ける犬もの文筆家&ドッグライター。犬専門ライター歴30年。1頭の犬との出会いが人生を変える。愛犬への愛と感謝を胸に、文筆家&ライターへと転身した後、犬専門月刊誌や新聞での連載、取材記事、書籍、一般雑誌、web等で執筆。特に犬の介護、シニア犬、ペットロスはライフワークテーマで、「犬と人との関係」に最もアンテナが動く。信条は、"犬こそソウルメイト"。