TATEBAYASHIクリエイションセンターでブルドックソースのおいしさの秘密に迫る 【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】 | 特集一覧 | 心にググっと観光ぐんま

TATEBAYASHIクリエイションセンターでブルドックソースのおいしさの秘密に迫る 【ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)】

メインビジュアル

更新日: 2024年11月14日

ブルドックソースの生産工場である館林市の「TATEBAYASHIクリエイションセンター」に見学施設がオープンしました。ソースがボトルに詰められる様子の見学などができ、同社の歴史についても楽しく学ぶことができます。

ブルドックソースについて楽しく学べる施設がオープン

TATEBAYASHIクリエイションセンター(正面玄関)

日本で長く愛されているブルドックソースは鳩ヶ谷工場、館林工場、そして子会社であるイカリソース株式会社の西宮工場の3拠点で生産されていました。しかし、2023年に鳩ヶ谷工場が老朽化などを理由に閉鎖してからは、館林と西宮の2工場体制になりました。館林工場には生産だけでなく、研究開発などの機能も集約されるようになり、名称も「TATEBAYASHI クリエイションセンター」に改められました。

2024年に同センターに見学施設もオープンしました。完全予約制で、参加費は無料です。ホームページから予約して見学に行ってきました。

製造棟でソースを詰め、ラベルを巻く様子をガラス越しに見学

ブルドックソース工場見学(製造棟)

<製造工程をガラス越しに見学>

画像提供:ブルドックソース株式会社

 

建物に入ると、入り口でスタッフの方が記念撮影をしてくれます。「はい、ソース」の掛け声でパシャリ。この写真は最後にもらえるそうです。

見学では、最初にガイドさんがスクリーンで会社や商品についての説明をしてくれます。それから簡易白衣を着用して製造棟に移動します。

ソースの製造には計量、原料調合、加熱・殺菌、ソースを詰める、ラベルを巻く、品質検査、箱詰めと7つの工程があります。ここではそのうちのソースを詰め、ラベルを巻くという2つの工程をガラス越しに見学できます。

次々と流れてくる空のボトルに凄まじいスピードでソースが詰められている様子は圧巻です。ガイドさんの説明によると、なんと3秒で約3mの高さ分のボトルに充填することができるそうです。

あっと驚く仕掛けでブルドックソースの歴史を解説

展示スペース(壁の漫画)

<壁の漫画でブルドックソースの歴史を紹介>

 

次に簡易白衣を脱いで展示スペースに案内されます。壁に描かれた漫画とガイドさんの解説で、ブルドックソースの歴史を学ぶことができます。明治時代に文明開花で洋食文化が広がったため、ブルドックソース創業者の小島仲三郎さんがイギリスで生まれたソースを日本人の味覚に合うようにアレンジして作ったのが始まりだったそうです。社名とシンボルにブルドッグが採用されたのは、その当時、ソース発祥の地であるイギリスだけでなく日本でもブルドッグがペットとして人気を集めていたからだそうです。

ちなみに、よく間違われるそうなのですが、社名の「ブルドックソース」の「ク」には濁点が付きません。これは濁点が続かないほうが語感がいいからだそうです。

 

<あっと驚く仕掛けが施されています>

 

ここでガイドさんが「ここから先は番犬のブルちゃんが解説してくれます」とのこと。ん? 番犬のブルちゃん? と首を傾げていると……。さて、ここでなにが起こるのかはぜひ自分の目で確かめてみてください。ちょっとびっくりしてしまいました。

ソースの原料のスパイスの香りを嗅ぐこともできます

展示ルーム

<ソースの作り方や原料について壁のパネルなどで解説>

 

展示ルームでは、ソースの原料や作り方についても学べます。ソースにはとうがらし、しょうが、白胡椒、オールスパイス、タイム……等々、10種類以上のスパイスが原料として使用されており、そのブレンドのバランスが味の決め手になります。そのスパイスのうちの数種類が展示されており、香りを嗅ぐこともできるようになっています。

 

<ソースのスパイスの香りを嗅ぐこともできます>

 

また、この見学の間、ガイドさんが全5問のクイズを出題します。回答用紙に答えを記入し、全問正解するとプレゼントがもらえます。なにがもらえるかは実際に見学に参加してからのお楽しみです。ガイドさんの話をちゃんと聞いていれば、どの問題も簡単に正解できますので、ぜひ挑戦してみてください。

ここにしかない「ぶるガチャ ポン!」でなにが出る?!

ぶるガチャ ポン!

<展示ルームに置いてあるぶるガチャ ポン!>

 

展示ルームには「ぶるガチャ ポン!」というカプセルトイもあります。フレークシール2種類とマスキングテープ2種類の全4種類で各300円。ここにしか置いてない限定のカプセルトイとのことです。ただし、両替機がないため購入するにはあらかじめ100円玉を3枚用意しておかなくてはなりません。

 

<10枚入りのフレークシールが当たりました>

 

見学の最後にお土産としてうまソース、中濃ソース、素材を味わうドレッシング焙煎ごまの3つのブルドックソース商品と最初に撮った記念写真、さらに見学中に出題されたクイズに全問正解していればそのプレゼントももらえます。参加費無料なのにこんなにもらっちゃっていいの? というくらいたくさんの量で、大満足で見学を終えました。

 

<お土産をたくさんもらえます>

 

ブルドックソースの歴史や美味しさの秘密について学べるだけでなく、クイズの出題や面白い仕掛けなどで小さな子供もいっしょに楽しめそうな内容でした。予約開始は1ヶ月前からですが、予約開始してすぐに埋まってしまうこともあるそうです。ぜひお早めに予約して行ってみてください。

 

インフォメーション

TATEBAYASHIクリエイションセンター

住所:群馬県館林市大新田町61-5
電話:0276-70-7231(代表)
営業時間:13:3014:30
定休日:ホームページを参照
料金:無料

ホームページ:https://factory.bulldog.jp

 

ぐんま観光県民ライター(ぐん記者)

小林ていじ

群馬県館林市出身のフリーライター。海外をふらふらと放浪するのが好きで、旅の記事をもっとも得意とする。現在は日本にいるが、また海外に出てずっと旅して暮らしたい。