大自然に恐竜に!子どもも大人も楽しめる「群馬アドベンチャーツアー」第一弾!
更新日: 2023年02月14日
すっかり初夏の気候になり、外で思い切り身体を動かしたい季節が到来しました。
群馬県には、豊かな自然の中で楽しめるレジャースポットが数多くあります。
そこで今回は、群馬県内で子どもから大人まで幅広い世代で楽しめる、アドベンチャーツアーのプランをご紹介します!
アドベンチャーツアーの舞台となるのは、埼玉県や長野県と接する群馬県の西部、多野郡の神流町と上野村です。
「恐竜王国」神流町にて、大迫力の恐竜との対面から、上野村が誇る自然の中でのアクティビティまで、ワクワクが連続の冒険の旅に出てみませんか!?
群馬県で恐竜発見!
神流町と埼玉県をつなぐ国道299号線をドライブしていくと、川沿いに大きな恐竜の姿を発見!
冒険のスタート地である「神流町恐竜センター」の入り口で出迎えてくれているのは、神流町で化石が発見された恐竜「サンチュウリュウ」の実物大の復元模型です。
ここ神流町は、何を隠そう日本で最初に恐竜の足跡化石が発見された地。
今から34年前の昭和62年(1987年)に開館した神流町恐竜センターは、おととしリニューアル工事を終えた、地域の注目スポットです!
いざ、冒険の旅へ!
恐竜の世界へGo!
館内を案内してくださるのは、神流町恐竜センターの黒澤祐哉さん(写真)です。
本館から別館にかけて9つのゾーンにわかれた展示室には、日本国内はもちろん、世界中から集められた恐竜の化石やレプリカがズラリと並んでいます。
本館に入った途端に、直接触れることのできる本物の化石が!
木とも石とも違う、初めて感じるずっしりとした質感。
これはテンションが上がります!
直に手で触れたものの記憶は、ずっと先まで残りますよね。
実際に触ってみた化石の感触は、お子さんが大人になってからも思い出すことのできる、貴重な体験となるのではないでしょうか。
ZONE2に進んで行くと、白亜紀の化石が多数発掘された「山中地溝帯(さんちゅうちこうたい)」について展示がしてあります。
山中地溝帯とは、埼玉県から長野県までの約40kmにわたって帯状に広がる、凹地帯のことを言います。
この山中地溝帯では、白亜紀の地層が露出しているのですが、ここで、日本で初めて恐竜の足跡化石が発見されました。
恐竜センターの入り口でお出迎えしてくれた「サンチュウリュウ」の名前も、山中地溝帯からとったのだそうですよ。
大迫力のライブシアター
恐竜時代のモンゴルの様子を、子どもにもわかりやすく解説したライブシアター「よみがえる恐竜たち」は、必見です。
恐竜たちが生き残りをかけてサバイバルする様子は迫力満点で、大人でも思わず「おぉっ!」と声が出てしまうほど。
インパクト大のライブシアターで、恐竜時代のことを楽しく学べます。
ARを駆使した、博物館の新しい楽しみ方
神流町恐竜センターでは今年の5月から、ARを使った新サービスが始まる予定です。
上の写真をご覧ください。
実際には骨格だけの恐竜が、画面を通して見ると、まるで生きているかのように見えることがおわかりいただけますでしょうか。
骨格標本だけでは分かりづらかった恐竜の体格や皮膚の質感などを、ARでリアルに再現しています。
専用のタブレット端末で、館内の「AR」マークのあるプレートを読み込むと、様々な恐竜たちのリアルな姿が画面上に浮かび上がるというこの新サービスは、子どもも大人もテンションが上がること請け合いです。
ARの画像を見た場所にはスタンプが押されます。
館内のどこにARプレートが隠れているのか、ゲーム感覚で楽しめますよ。
「Made in Kanna」の恐竜フィギュアたち
恐竜のロゴが入ったパーカーやタオルなど、いろいろなお土産品が販売されている神流町恐竜センターの中で、最も注目なのがオリジナルの恐竜フィギュアです。
こちらのフィギュア、なんとひとつひとつが手作業でつくられた「Made in Kanna」のフィギュアなのです。
ハンドメイド品の素敵なところは、世界に二つとして同じものがないところ。
同じ種類の恐竜フィギュアでも、色合いなどが微妙に違うので、お気に入りの一体を見つけてみてください。
ハンドメイドといってもクオリティがものすごく高く、コレクションとして集めている方も多いのだとか。
関東地方最大級の鍾乳洞で、地底世界を大冒険!
恐竜センターでの興奮冷めやらぬまま、次に訪れるのは、関東地方最大級の鍾乳洞「不二洞」です。
何億年という歳月をかけてつくられた、美しく神秘的な鍾乳洞の内部は、非日常の世界!
今回の旅のテーマである「アドベンチャー」にピッタリの場所です。
案内してくださるのは、不二洞や、この後に訪れる予定の「まほーばの森」「フォレストアドベンチャー・上野」の支配人をされている、相馬茂明さん(写真)です。
それでは早速、鍾乳洞の中へ・・・。
横長の洞窟が多い鍾乳洞ですが、不二洞は縦にも長く、入り口のトンネルを抜けたあと、しばらく螺旋階段をのぼって行きます。
梅雨の時期には階段や地面がしめっているので、足元に注意して進んでくださいね。
洞窟の中の空気は年間を通して一定の温度(10℃くらい)なので、夏に訪れれば涼しく、冬には暖かく感じます。
鍾乳石に触れてみるとヒヤリと冷たく、岩や石とは違う感触に、いつも生活している地上とは異なる世界にいるのだと実感しました。
原生林の中に不二洞に繋がる穴が発見されたのは、今から1,200年ほど前のこと。
その後、幾度となく繰り返された探検ののち、400年ほど前に、地元の僧侶・安宗が初めて不二洞の探検に成功します。
洞窟は僧侶たちの修行の場となり、洞内の各所に仏教にちなんだ名前が付けられています。
写真の「灯の柱」は、不二洞内で一番大きな石柱です。
人間の背丈と比べると、その大きさがよくわかりますね。
鍾乳石が伸びる速さは、100年に1cmほどと言われています。
こんなに大きな石柱ができるまでには、気の遠くなるような年月がかかっているのです。
まさに自然の神秘!
不二洞には他にも、「七度触ると願い事が叶う」とされている「閻魔の金剛杖」や、ズラリと並ぶ石筍(せきじゅん)の中から、自分と同じ顔をしている鍾乳石を見つけると幸せになれると言われている「五百羅漢」など、見どころが満載です。
シャボン玉が舞う吊り橋を渡り、アドベンチャーの森へ!
地底世界を探検したあとは一変、天空の橋へ!
不二洞のある川和自然公園から、次の目的地である「まほーばの森」「フォレストアドベンチャー・上野」までは、全長225mの天空の橋「上野スカイブリッジ」を渡って行きます。
地上からの高さ約90mの上野スカイブリッジからの眺めは最高です!
上野スカイブリッジでは10:00~15:30の間、30分おきにシャボン玉が舞い、周囲の風景を幻想的に彩ります。
また、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポット「恋人の聖地」として、上野スカイブリッジが選定されました。
恋人をロマンティックな冒険の旅に誘ってみるのはいかがでしょうか。
天空の橋に舞うシャボン玉で冒険気分も盛り上がり、橋を渡った先に待っているフォレストアドベンチャーへの期待が高まります!
群馬県内きってのアウトドアパークでアクティビティを楽しむ!
フォレストアドベンチャー・上野は、スリル満点のジップスライドあり、専用のハーネスを身に着け、樹と樹の間の空中散歩を楽しむアクティビティありの、自然共生型アウトドアパークです。
小さなお子さん用の「キッズコース」も完備されていて、ファミリーで楽しめますよ。
スタッフの方に、ジップスライドを滑ってみてもらいました。
気持ち良さそう~!
大自然の中だからこそ楽しめるアクティビティの数々。
ストレス発散にもなりそうですね!
フォレストアドベンチャーで遊ぶ際には、しっかりとルールを守り、危ない行為はしないようにしましょう。
冒険の旅の終わりは・・・
フォレストアドベンチャーのある「まほーばの森」には、キャンプ場やバーベキューを楽しめるスペースの他、宿泊できるコテージが完備されています。
たくさん遊んだあとに食べるバーベキューの味はきっと格別ですね!
上野村は星がすごく綺麗に見えるので、キャンプ場やコテージに宿泊して、大自然の夜を満喫するのもおすすめです。
今回訪れた神流町恐竜センターとまほーばの森一帯には、想像以上にお楽しみスポットが盛りだくさんでした。
どちらの施設も新しいサービスやイベントの予定があるようなので、今後ますます目が離せないスポットとなりそうですね!
【インフォメーション】
神流町恐竜センター
〒370-1602 群馬県多野郡神流町神ケ原51-2
TEL:0274-58-2829
営業時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜定休・月曜が祝日または振替休日の場合は火曜(12月~3月末まで木曜日も休館)
入場料:大人800円、子ども(小中学生)500円
アクセス:上信越自動車道藤岡ICまたは下仁田ICより車で約1時間、関越自動車道本庄児玉ICより車で約1時間
不二洞
〒370-1614 群馬県多野郡上野村川和665
TEL:0274-59-3117
営業時間:9:00~16:30(11月は9:00~16:00、冬季12月から3月中旬頃まで10:00~15:00)
定休日:年中無休
入場料:大人800円・小中学生500円
アクセス:関越自動車道本庄児玉ICより車で約90分、上信越自動車道下仁田ICより車で約40分
http://uenomura-tabi.com/top/fjujido/
フォレストアドベンチャー上野
〒370-1613 群馬県多野郡上野村勝山1169
TEL:090-8687-0055
営業時間:9:00~17:00(受付は15:30まで)
定休日:木曜定休、営業期間 3月~11月
利用料金:1時間~2時間程度、キャノピーコース 1人2,800円~(キッズコース1人 2,000円~) ※要予約、シーズンにより変動あり
アクセス:関越自動車道本庄児玉ICより車で約90分、上信越自動車道下仁田ICより車で約40分
まほーばの森
〒370-1613 群馬県多野郡上野村勝山1169
TEL:0274-59-2146(コテージカフェまほーばの森)
アクセス:「フォレストアドベンチャー上野」と同様
http://uenomura-tabi.com/top/stay/mahoba/
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。お越しの際は事前にご確認いただくことをおすすめします。
※2023年1月時点の情報です。